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研究について

身の回りのものから工業製品に至る全ての物質(もの)には、必ず表面あるいは界面が存在します。表面あるいは界面を精密に制御することにより、新規物質を創製したり、高付加価値を付与したりする事が可能となります。当研究室では、表面もしくは界面で発生する様々な現象を、物理化学的あるいはコロイド・界面化学的観点から解明し、さらに応用していくことを目的としています。また、界面の性質は、物質の大きさをナノメートルオーダーまで小さくしていくとより顕著に現れるようになります。そこで当研究室では、「界面をナノメートルスケールで観る」こと、および「界面化学反応を用いて新規ナノマテリアルを創る」ことにも力を注いでいます。

現在の研究

ゴミの科学(廃棄物の有効利用)

(1)セルロース関係

  (1)セルロースの酵素分解

  (2)牛糞の活用

  (3)セルラーゼの探索

  (4)グルコース化および燃料化

  (5)燃料電池

  (6)その他

(2)リグニン関係

  (1)界面活性剤としての利用

  (2)その他

(3)超臨界流体の活用

  (1)ハーブからの有効成分の抽出

  (2)消臭

  (3)その他

これまでの研究

(1)界面活性剤の新しい機能に関する研究

 

・新規ジェミニ型界面活性剤の合成と物性の評価・糖鎖を有する界面活性剤や外部からの刺激に応答する界面活性剤の合成と物性の評価・界面活性剤や水溶性高分子が固/液界面に形成する分子吸着層の特性評価と機能化・ナノスケール分子集合体(エマルション・リポソーム)の調製と物性に関する研究・イオン液体中での界面活性剤の物性に関する研究

 

(2)ナノスケール分子集合体の医薬品分野への応用

・生体適応性を有するリポソームの調製およびその薬物キャリアーへの応用・電気毛管乳化法を用いたナノカプセルの調製と生体材料への応用・ナノバブルの調製と超音波画像診断技術への応用

 

(3)電場・磁場・光など、外部からの刺激を利用した界面物性の制御

 

(4)界面化学的手法を用いた新規ナノマテリアル(多孔質材料・中空粒子等)の創製

 

(5)高機能光触媒による環境浄化・エネルギー変換

・可視光応答型酸化チタン光触媒の調製とこれを用いた環境汚染物質の光分解・チタニアナノスケルトンの調製と光触媒材料への応用

 

(6)界面をナノメートルスケールで観る

・原子間力顕微鏡を用いた界面膜のナノ構造解析・低温透過型電子顕微鏡を用いたナノ構造体の観察

 

(7)超臨界CO2中での界面化学

・超臨界CO2中を用いた新規リポソームの調製・超臨界CO2中でのマイクロエマルションの調製

 

(8)微小重力環境での界面化学 -JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究-

 

(9)マイクロ波の化学

・マイクロ波を利用した有機合成反応の迅速化・マイクロ波を利用した金属ナノ粒子の調製・マイクロ波無電極ランプを用いた環境保全技術の開発

 

〒278-8510 千葉県野田市山崎 2641 総合研究機構 阿部正彦研究室

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