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卒研配属admission

新四年生になる予定の3年生への研究室配属案内です

【簡単な説明】
榎本研究室は2010年度から新設された無機化学研究室です。
榎本研究室では
「やる気、熱意ある学生」
「自分で物事、現象を考えられる学生」、
を募集します。

研究室見学は随時受け付けています。
見学希望者は
enomoto.masaya@rs.tus.ac.jp
までメールをお願いします。

榎本研究室の学生は
コアタイム(拘束時間)は基本的にはありません。
M1からは夜に実験することも可能です

ゼミは現段階では週2です。
来年からもっと増えるかもしれないです。
B4での資格取得や就職活動、公務員試験、教職実習もしやすいと思います。
「弁理士」「教員免許」などの資格をとっている人もいます。

【卒業研究のしおりより抜粋】
東京理科大理学部第一部化学科 榎本研究室
専攻分野:無機化学
研究分野:物性化学/錯体化学
【研究紹介】
近年ではさまざまな機能性物質が開発されていますが、その背景には物質がどのように振舞うのかを理解するためのアプローチが必要になってきます。そのため、物質を開発し、物質の物理的・化学的な性質を調べ、そういった性質がどのようにして現れるのかを考えることで更なる物質開発にフィードバックしていくプロセスが重要になります。特に物質の性質を決めるのに重要な役割を果たす "電子" の働きに注目して、さまざまな金属原子や有機配位子を用いて錯体などの分子集合体を構築し、集合体になることで単独のパーツでは現れない、磁性、伝導性、光物性、熱物性などが複雑に絡み合う、新たな物理的性質を持つ物質の開発を目指して研究を行っています。

【学生へ】
 専門分野に固執するのではなく、色々なことに興味を持ってもらえればと思います。もちろん物性化学的な専門知識を身につけることは大事ですが、たとえば科学の内でも、まったくの専門外の事柄だとしても、科学記事を他人に紹介できる程度の興味は持ってもらいたいと思います。個人的には一般向けの物理や生物、地学などの自然科学全般はもちろん、技術的、工学的な物の見方、数学、科学哲学、経済、社会学、国際政治などに(趣味程度に)興味があります。また、自然科学にとって大事なことは色々なことに疑問を持つことだと思います。身の回りで起きる(多くの人にとっては気にかからないような)出来事に、「なぜそうなったのだろう?」と考えられることが、世界を興味深く見る目をもたらすのではないでしょうか。もう一つ希望を言えば、自分の意見を説得力を持って述べられるようにしてもらいたいと思います。意見が対立したとき、両者の意見とは異なるさらに良い見解に達することを止揚と言います。お互いに高め合える場にできれば良いなと思います。
 研究室では実験を進めることはもちろん、研究の進展に関してのディスカッション、最近の研究論文の詳細を紹介する雑誌会、研究に関連する専門的な教科書を読む輪講(22年度は固体物理の入門書を考えています)がカリキュラムとして含まれます。またそれ以外に、視野を広くするために論文の概要のみを網羅的に紹介したり、科学の面白さを他の人に伝えられる文章を作成するような勉強会の機会を持ちたいと考えています。

 誰にもよくわからないことがわかるようになっていく過程はとても面白い経験であり、その後研究を続けるにせよ、企業で様々な品物を開発するにせよ、あるいは教育現場で自分の知識を他の人に伝えて行くにせよ、どこでも役に立つような、問題に気づきそれを解明する能力が身につけられるのではないかと思います。どの学年の人でも(卒研生であってもです)、自分の研究は世界で一番自分が理解しているのだという気概を持ってもらえたら幸いです。

【外研について】
 現在のところ、外研先としては以下のような研究室があります。
 ・電気通信大学 量子・物質工学科  石田研究室
 ・東京大学 物性研究所 新物質科学研究部門 森研究室
 ・東京大学 物性研究所 極限環境物性研究部門  上床研究室
 ・理化学研究所 仁科加速器研究センター 岩崎先端中間子研究室

東京理科大学 
理学部第一部 化学科 榎本研究室

〒162-0826
東京都新宿区市ヶ谷船河原町12

enomoto.masaya@rs.tus.ac.jp