有機化学1A/1B, 演習1,2 有機化学5 合成有機化学特論3
有機化学1A(前期), 1B(後期)、有機化学演習1(前期), 2(後期)
理学部第一部化学科 専門基礎(必修)前期・後期
「有機化学1A, 1B、有機化学演習1, 2」
月曜2時限目(10:30-12:00) 6号館 623教室
金曜2時限目(10:30-12:00)10号館 1011教室
前期:4/12−8/5 後期:9/13−1/27
本講義は、教科書として「マクマリー有機化学(上)第9版」を用い、有機化学の基礎となるいくつかの概念および炭化水素(アルカン、アルケン、アルキン)を中心にして学習する(1〜11章)。
講義(河合担当)と演習(武藤担当)は曜日による区別ではなく、授業の進展に合わせ、概ね章ごとに交互に行っていく。講義の途中で出席を兼ねた小テストを行います。演習では初めの週に問題を解いてもらい次週に解答を説明します。
成績については、定期試験、出席、小テスト、演習問題の解答状況を総合して決定します。
演習問題:
第1回、
第2回、
第3回、
第4回、
第5回
:
第6回、
第7回、
第8回、
第9回
教科書などの修正点: →
東京化学同人 正誤表
有機化学5
理学部第一部化学科 専門(選択)前期
「有機化学5」
金曜3時限目(12:50-14:20)11号館 11−6教室
前期:4/12−8/2
有機化合物が関わる研究を行う上で、化合物の三次元構造の理解と構造決定は必要不可欠である。 本講義では,前半で有機立体化学に関する基礎的知識を学習し,後半で核磁気共鳴(NMR)や赤外吸収(IR)を用いた有機化合物の構造決定について具体的な例を挙げながら学習する。有機化合物の立体を理解し、構造を自力で解析できるようになることを目標とする。
前半では、講義の途中で出席を兼ねた小テストを行います。
後半では、講義の最後に問題を出すので、次回の講義までに解いてから受講してください。
参考書:
「マクマリー有機化学(上)」
「有機化合物のスペクトルによる同定法」Silversteinら著、岩澤ら訳 東京化学同人
→
二次元NMRに関する演習問題および補足…著者らによるHP
→
正誤表(第7版 第4刷)
「有機化学のためのスペクトル解析法」Hesseら著、野村監訳 化学同人
合成有機化学特論3
理学研究科化学専攻 選択必修 前期
「合成有機化学特論3」(隔年開講)
木曜2時限目(10:30-12:00)11号館 11−6教室
前期:2019年度:4/11−8/1
機能性有機分子や超分子について構造有機化学的な立場から解説し、有機化合物がどのような物性をもち、どのように利用・応用可能かを説明する。また、これら機能性分子をどのように設計・合成するかの指針や、その物性をどのようにして測定し評価するかについても学ぶ。
第1回:機能性有機化合物の概要:有機分子と物性
第2回:有機化合物のUV-visスペクトルと蛍光スペクトル
第3回:有機化合物における吸収/蛍光特性の応用:FRET
第4回:有機化合物における吸収/蛍光特性の応用:クロミック色素
第5回:有機化合物の電子的酸化還元:カチオンラジカル、アニオンラジカル、電子伝導体
第6回:量子力学計算による有機化合物の構造最適化、配座探索
第7回:分子間相互作用の強さと距離:静電相互作用から水素結合、疎水性相互作用、van der Waals力
第8回:ホスト-ゲスト錯体・分子認識@
第9回:ホスト-ゲスト錯体・分子認識A
第10回:NMRを利用した超分子構造の同定:分子運動と化学変換、会合定数、拡散定数の導出
第11回:超分子化学@:鋳型合成、動的共有結合、ロタキサン、カテナン
第12回:超分子化学A:自己組織化、分子カプセル、分子ソーティング、動的ライブラリー
第13回:分子マシン、分子スイッチ
第14回:超分子の機能:人工酵素や分子デバイス、分子エレクトロニクスへの応用性
第15回:講義内容のまとめ
<参考書>
「マテリアルサイエンス有機化学」伊与田正彦 著、東京化学同人
「超分子化学」妹尾学・荒木孝二・大月穣 著、東京化学同人