ナノカーボン研究部門

カーボンナノチューブやグラフェンは、炭素の6員環ネットワーク(蜂の巣構造)で構成される低次元(線状および平面状)の物質です。炭素間の共有結合により、単層であっても自己保持できる機械的な強靭性と化学的な安定性を有しています。また、炭素原子の幾何学配置と低次元性にともなう特異な電子構造を持つことから、3次元の結晶にはない物性が現れます。グラフェンが2010年のノーベル物理学賞の対象になったように、カーボンナノチューブ、グラフェンをはじめとするナノカーボンは現在の基礎科学の大きな研究対象となっています。今後、ナノカーボンは産業革命における鉄、情報通信革命におけるシリコンに続き、新たな産業上の革命を担う主役となることが期待されます。
本研究部門は、ナノカーボンに関して先進的な研究を行っている物性理論、物性実験、電気工学、熱工学、生物物理それぞれの分野の専門家が、相互の情報交換および連携によりナノカーボンに関する基礎から応用までの研究を推進することを特色とします。これら先進的研究者が1つの研究部門に集結することにより、テーマ間のシナジー効果が発揮され、研究が大きく加速・発展することが期待されます。

最近の活動とお知らせ

2016年03月14日 New若手合同発表会「表面・界面現象の新展開:吸着・物質移動・エネルギー散逸」
  共催:東京理科大学総合研究院 ウォーターフロンティアサイエンス部門
     東京理科大学総合研究院 ナノカーボン研究部門
     電気通信大学 ナノトライボロジー研究ステーション
  協賛: 文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」
      平成26~30年度 「π造形科学:電子と構造のダイナミズム制御による新機能創出」
  日時:2016年3月14日13:00-18:00
  場所:東京理科大学森戸記念館 口頭発表会場(第1フォーラム)、ポスター会場(第1,3会議室)


参加者集合写真


優秀ポスター発表賞受賞者( 受賞者および講演タイトル一覧

2016年01月13日 H27年度・ナノカーボン研究部門ワークショップ [プログラム]
2015年11月13日 日本表面科学会関東支部と共催で
『ナノ表面界面を介したエネルギー・物質輸送の計測とシミュレーション研究の最前線』
(場所:東京理科大学 森戸記念館)
を開催
2015年10月7日 第7回ナノカーボンセミナー
講演者:小鍋 哲(研究推進機構 総合研究院・講師)「2次元原子層材料のバレー物性」
2015年9月18日 第2回アドバイザリー委員会
2015年7月30日 第2回「2次電子の物理」勉強会
2015年7月14日 第6回ナノカーボンセミナー
講演者:清水麻希(理学部第一部物理学科・助教)「カーボンナノチューブおよびダイヤモンドのデバイス応用」
2015年7月2日 The 16th International Conference on the Science and Application of Nanotubes (NT15)にて、
本研究部門の小鍋哲(総合研究院・講師)と千足昇平(東京大学・講師)と加藤高士(理学部物理・M1)が
Poser Aword(12人/520人=2.3%)を受賞しました。受賞者の25%が本部門メンバー!
2015年5月12日 第1回「2次電子の物理」勉強会
2015年5月5日 本部門メンバーらの共著論文ががPhys. Rev. Bの Kaleidoscopeに選出されました。
2015年4月16日 平成27年度・第1回ナノカーボン研究部門会議
2015年4月15日 本部門の共同研究成果がPhys. Rev. B 91, 155415 (2015).に掲載されました。
2015年4月1日 新メンバーとして、小鍋哲(総合研究院・助教)、鈴木康光(理学部第一部物理学科・助教)、
清水麻希(理学部第一部物理学科・助教)が部門に加わりました。
2015年4月1日 山本貴博(工学部第一部教養・准教授)が部門長に就任しました。
2015年3月17日 平成26年度 ナノカーボン研究部門研究会「ナノカーボンの複合材料の成形とその応用」 [プログラム]
(本学・先進複合材料工学研究会との共同開催)
2014年11月25日 H26年度・ナノカーボン研究部門ワークショップ [プログラム]
(電気通信大学ナノトライボロジー研究ステーションとの共同開催)
workshop2014
2014年3月14日 ナノカーボン研究部門ワークショップ
2014年1月9日 本研究部門の共同研究成果が J. Phys. Chem. Lett. に掲載されました。
2013年11月22日 第5回ナノカーボンセミナー
講演者:秋田成司(大阪府立大学)
2013年9月25日 第4回ナノカーボンセミナー
講演者:Dr. Avetik R. Harutyunyan(Honda Research Institute USA Inc.)
タイトル:Exploitation of Carbon Nanotube and Graphene Intrinsic Properties for Unprecedented Applications
2013年6月20日 ワークショップ 機能性ナノ材料開発に役立つ先端シミュレーション
2013年4月26日 科学新聞
疎水性のCNT 水で薄く濡れていた! (PDF)
2013年4月10日 日経産業新聞
疎水性物質に水の層 ー 筒状炭素分子で発見 (PDF)
2013年4月10日 本研究部門の共同研究成果が Phys. Rev. Lett. に掲載されました。
2013年3月15日 第3回ナノカーボンセミナー(若手研究発表会)
2012年12月12日 第2回ナノカーボンセミナー
講演者:Dr. Placidus B Amama, University of Dayton Research Insitute & Air Force Research Laboratory
タイトル:Rational Catalyst Design for Enhanced and Controlled Growth of Carbon Nanotube Carpets via CVD
講演者:Dr. Kei Hasegawa, Waseda University
タイトル:Combinatorial catalyst screening and real-time monitoring of millimeter-scale single-walled carbon nanotube growth.
2012年11月27日 第1回研究会(キックオフ研究会)
2012年9月26日 第1回ナノカーボンセミナー
講演者:菅原克明 (東北大学WPI)
タイトル:グラフェン及びグラフェン層間化合物の光電子分光
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