領域代表あいさつ

【新学術領域研究(研究領域提案型)】生物系

木下 俊則
研究領域名:
植物の成長可塑性を支える環境認識と記憶の自律分散型統御システム
木下きのした 俊則としのり
名古屋大学・トランスフォーマティブ生命分子研究所・教授

本新学術研究領域は、動き回らない植物が発達させた柔軟かつ巧みな環境応答について、従来行われてきた局所的かつ自律的な環境応答システムの解析に加え、動物とは全く異なる長距離シグナル伝達システム、およびそれらの情報をキャッシュするためのクロマチン修飾による環境記憶システムの解析という時空間的な視点を新たに加え、植物のダイナミックな環境応答統御システムを統合的に解析することを目的として発足しました。

これまで環境応答統御システムを統合的な視点から解析する取組みは世界的に見ても例がなく、本領域の取組みにより環境応答研究分野を大きく発展させ、教科書に載るような新たな概念を構築できるフロンティア領域の形成を目指します。

また、本領域では海外との連携を積極的に進めていきます。本領域に関連する世界的な研究機関を海外共同研究拠点に指定し、緊密な国際研究体制を確立することで、本領域から新たな世界の研究潮流を生み出すというモデルケースも提示したいと考えています。

新学術領域だからこそチャレンジできるこのような野心的な目標に向け、植物科学の多様な分野で活躍する8名の研究代表者を中心に、公募研究のメンバーや領域内に設置する研究支援センターとともに、植物科学分野の新たな発展を目指していきたいと考えています。皆様のご支援をお願い致します。