QTWAREについて
QTWAREは、第一原理計算ソフトウェアであるOpenMXとTranSIESTAの出力
ファイルを利用して、ナノ材料の熱電物性(ゼーベック係数やペルチェ係数など)
を計算し、計算結果を描画する可視化ツールである。また、QTWAREは材料の
電子密度や状態密度などの可視化も行える。
※ OpenMXとTranSIESTAは別途ダウンロードとインストールが必要です。
■ OpenMXのオフィシャルページ
■ SIESTAのオフィシャルページ
(※ TranSIESTAについてはこちら)
QTWAREの機能
本可視化ツールの主な機能は以下の通りです。
■ OpenMX と TranSIESTA の設定ファイル・出力ファイルの読み込み
■ 原子構造の三次元グラフィックスでの可視化
■ 指定原子・指定基底関数の部分状態密度のエネルギー依存性のプロット
■ 指定原子・指定基底関数の部分状態密度の指定エネルギーでの空間分布の
可視化
■ 部分状態密度の空間分布の可視化方法の選択・調整
■ 透過関数のエネルギー依存性のプロット
■ 透過関数から以下の各種輸送係数(電気伝導度、ゼーベック係数、
ペルチェ係数、熱伝導度)のフェルミエネルギー依存性の計算とプロット
■ 上記の各種輸送係数の温度依存性の導出とプロット
■ 可視化画面の BMP 形式の画像ファイルへの保存
■ プロット画面の BMP 形式・EPS 形式の画像ファイルへの保存
利用環境
本アプリケーションは以下の OS 環境のパソコン・ワークステーション機器で
利用できます。
■ Linux 各種
■ MicroSoft Windows7
■ MacOS X
利用説明書
QTWAREの利用説明書(日本語)は以下からダウンロード下さい。
QTWAREの入手方法
開発者(東京理科大学・山本貴博)に、メールにてお問い合わせ下さい。
メールアドレス:takahiro[atmark]rs.tus.ac.jp(※ [atmark]を@に変更して下さい)
件名:QTWare
メールには以下の内容をご記載下さい。
(1) ご氏名
(2) ご所属
(3) 職(学生の場合は学年)
(4) メールアドレス
(5) 電話番号
謝辞
QTWAREの開発および利用説明書の作成は、JSPS科研費・若手研究(A)
(平成24年度〜平成26年度、No. 24681021)の助成を受けて行われました。
Copyright ©2015- Yamamoto Lab., Tokyo University of Science