ウォーターフロンティアサイエンス & テクノロジー研究センター

Water Frontier Science & Technology Research Center

平成28年度 私立大学研究ブランディング事業 「材料表面・界面における水の学際研究拠点の形成」

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目的

135年の歴史を有する本学は、「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神と「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育研究理念のもと、科学の発展への貢献と、産業界からのニーズに応えるべく、界面科学研究とそれに基づく材料・ものづくり技術の開発に全学を挙げて取り組んできました。さらに近年では、人口が集中する都市部にキャンパスを有する強みを生かし、近隣に多数存在する医科系大学や病院との緊密な共同研究体制を構築することで、医療分野で活用する材料開発や計測機器の開発にも積極的に取り組んでいます。

現在、日本が抱える問題である超高齢化社会に対応した医療技術の実現、エネルギー低自給率の解決、地球温暖化の抑制は急務であり、安全・環境低負荷はもとより様々な医療・省エネルギー技術を支える材料の高機能化は、日本が世界を先導し、地球規模の問題を解決していくための必須の技術課題です。

我々は、平成28年度私立大学研究ブランディング事業を通して、本学の叡智を結集し、医療・生命科学や環境・エネルギー分野で活用される材料について、その特性向上と機能発現の根底にある表面・界面における水の挙動を体系的に理解・制御し、産業界のニーズに応える世界初の学際研究拠点を形成します。研究成果は国内外の学術界や産業界に広く伝達し、材料表面・界面の水の研究と言えば東京理科大学と国際的にも認識される「世界の理科大」への発展を目指します。

事業内容

本事業で取り組む研究テーマ

我々の日常生活を支える人工関節等の医療材料や、産業活動を支える船舶や航空機といった輸送機材に使用される材料は、水が存在する大気中、水中、生体中などで機能し、これらの機能の発現には常に表面・界面の水が関与しています。材料表面・界面に存在する水の吸着・濡れ・流れといった挙動は、材料表面の親水・撥水性や生体適合性等の諸機能の発現を決定付けます。本学の藤嶋学長が発見した酸化チタン表面における水の光分解現象(本多-藤嶋効果)を利用した光触媒機能や、光誘起超親水化現象を利用した環境浄化・機能素材への応用はその典型例と言えます。 一方で、材料の機能発現に深く影響する材料表面・界面における水の挙動は、材料表面の凹凸形状や化学組成等により複雑に変化するため、その予測・制御が難しく、体系立てて理解・制御する学理の構築そのものが立ち遅れています。そこで、本学の叡智を結集して「材料表面・界面における水の学際研究拠点」を世界に先駆けて形成し、材料表面・界面における水の挙動を体系立てて理解できる学理の創成を目指す。得られた科学的知見に基づき材料特性の飛躍的向上と新奇機能発現を先導し、医療や省エネルギー技術の革新をもたらすことを目指します。

W-FST メンバーリスト

所属 役職 名前 備考
理学部第一部 化学科 教授 由井宏治 センター長
理学部第一部 物理学科 教授 本間芳和 副センター長
理学部第一部 物理学科 教授 三浦和彦
理学部第一部 物理学科 教授 徳永英司
理学部第一部 化学科 教授 築山光一
理学部第一部 化学科 教授 田所誠
理学部第一部 応用化学科 教授 中井泉
理学部第一部 応用化学科 教授 大塚英典
工学部 工業化学科 教授 河合武司
工学部 工業化学科 教授 橋詰峰雄
理学部第一部 応用物理学科 准教授 伊藤哲明
理学部第一部 応用物理学科 講師 住野豊
工学部 教養学科 准教授 山本貴博
工学部 機械工学科 教授 佐々木信也
工学部 機械工学科 准教授 元祐昌廣
基礎工学部 電子応用工学科 講師 安藤格士
基礎工学部 材料工学科 講師 小嗣真人
理工学部 工業化学科 教授 酒井秀樹
理工学部 機械工学科 教授 上野一郎
理工学部 機械工学科 講師 塚原隆裕
総合研究院光触媒研究推進拠点 准教授 寺島千晶
東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻 教授 大宮司啓文 客員研究員
電気通信大学・先端超高速レーザー研究センター 教授 小林孝嘉 客員研究員
大阪市立大学 工学研究科 電子情報系専攻 教授 白藤立 客員研究員
東北大学大学院 理学研究科 物理学専攻 准教授 松井広志 客員研究員
大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 准教授 山口康隆 客員研究員

事業報告

W-FST事業計画書

W-FST 事業計画書

H28 事業計画書

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