後藤研究室へようこそ
SDG-4 質の高い教育をみんなに
学部4年次+修士2年間、あるいは学部4~6年次の3年間は、研究成果を出すのに十分な時間です。
その後に課程博士へ進学もいいですが、 この分野では就職して社会で何が求められているか理解することもたいせつです。
論文博士なら、4年制+修士では4年満期後(今から7年後)以降、 6年制では5年満期後(今から8年後)以降に学術論文4報あれば申請できます。
そうすれば、つぎの10年は Ph.D. としての自分です。
在学中に2報 + 就職後に1報 + 後輩とともに1報を投稿して、 学術雑誌で審査・受理されればだいじょうぶです。
研究室に入り、最初の18か月で自分の研究テーマを確立して1報、次の12か月で就職活動とともに1報、 修了前の6か月には研究計画の建てかたも、実験技術も、解析と論理的なまとめ方も習熟しているでしょう。
秋9~11月と春3月には積極的に学会やシンポジウムで発表して、外部の先生方とディスカッションします。
研究室で先輩後輩と一緒に3年間すごして思い出を残すことも大切なことです。
しかしそれだけでなく質の高い教育を修得することを目指していけたら、この研究室でも10年後を変えられます。
10年後の自分に投資してみませんか。理科大だからできること。

東京理科大学報 2025. April, Vol.237
SDG-8 働きがいも経済成長も
研究室は,研究論文を作成するところではなく,研究論文を完成させる人物を輩出するところです:
× 大学院に進学して企業に就職
○ 就職する時点で Ph. D. Candidate(博士号取得候補者)
みなさんは、就職がゴールで思考停止しないで、次の10年を見据えてください.
河流非鯨鯢所泳
(河川なんかではクジラは泳げません)
枳棘非鸞鳳所棲
(カラタチやイバラに鳳凰は棲めません)
あなたはクジラや鳳凰に相当するくらい成長する可能性のあるひとなのです.
片田舎にこもっていないで世界を目指しましょう,もう人生は始まっています.
学術雑誌に研究論文を投稿すれば、あなたは世界で勝負できます.
オリンピック選手はコーチの指導をうけてメダルを目指しますが,
メダルを受け取るのはコーチではありません.
研究室は学生個人個人が自分の勝負をはじめるところです.
教授のお手伝いなんかをして貴重な時間を浪費している場合じゃない.
そんなことだったら、
マクドナルドや
ディズニー
ランド
でバイトをしているほうが将来社会に出てから役に立つでしょう.
へルプやサポートではなく、若いうちにできるもっと大切なことを身につけていこうではありませんか.

薬学部パンフレット 2025. April
SGD-17 パートナーシップで目標を達成しよう
後藤研究室では、一人ひとりがそれぞれ個別の研究テーマに取り組んでいます。
物理化学 Physical Chemistry、
数理科学 Mathematical Science、
計算機化学 Computational Chemistry
を基盤として、
生化学 Biochemistry、
神経化学 Neuroscience、
有機化学 Organic Chemistry、
天然物化学 Phytochamistry、
衛生科学 Health Science、
薬剤学・製剤学 Pharmaceutics、
食品化学 Food Science、
化粧品化学 Cosmetary and Toiretary Science、
医療薬学 Clinical Pharmaceutical Sciences
など様々な分野の研究テーマを学生本人が持ち寄り、
実験モデル modelを構築し、
解析 analytics方法
(データサイエンス Data Science)について検索・改善・開発しながら、
定量的 quatitativeな理解と
セレンディピティ serendipity
の実現を目指します。
このとき個別の目標を実現するために大切なことは、研究室内外、国内外でのパートナーシップです。
動物実験、細胞実験は行いません。
それは維持・管理のためにコストパフォーマンス・タイムパフォーマンスが低下するからです。
誰もがお互いを「お星さまの引き立て役B」にしてはいけません。
個人が将来、潤沢な予算が得られない状況であっても堅実に成果をあげる実力を身に着けてください。
単なるオペレータとしてではなく、価値を生みだす有能な人材として研究室を巣立ってほしいと思います。