2004年の日記

12月22日
とんとん拍子に更新していたつもりが、ついつい1ヶ月が経過してしまった。
JRウォーキングは、11月の最後の週末に遠賀川に行ったのを最後に冬休みに入った。
それから、講義は昨日を最後に冬休み。ただし、修士のセミナーは来週の月曜日もする。(何しろ追い込みですから!)

この場を借りて言いたいことがある。
「長崎新幹線着工絶対反対!!!」
重要な理由(余り議論の対象になっていないが)としては、二酸化炭素の削減に逆行していることが挙げられる。つまり、長崎新幹線を作ることは在来線特急の削減につながり、それは実質的にはこの地域の公共交通機関の運賃の値上げをひきおこす。すると、この地域はただでさえマイカーを使う人が多いのに、さらなるマイカーの増大に拍車がかかり、それは二酸化炭素の増大につながるということである。
地方にいて感じることは、すぐマイカーに頼る人が多く、また、地方公共団体も車を使う人を優遇する傾向があることだ。県や市はできるだけマイカーを使うようにしむけようという政策をとっているのでは、と考えてしまうぐらいである。もしもそうだとするとそれは由々しきことである。マイカーの運転には(慣れた人にはどうということもないかもしれないが)必ずリスクが伴うもので、公共交通機関を使わずにマイカーを使えということは、そのリスクを住民に押し付けるという意図があるからである。

11月23日:
今日は、朝7時佐賀駅発の電車に乗って、長崎の岩松まで行き、昨日書いた JR ウォークに参加した。
8キロで3時間弱。前半は大村湾沿いのとても気分のいい道だった。途中、とても運の付く出来事があり、後半は大村の町の中に入る。今日はお祭りの日のようで、広くは無い商店街はダンシング集団によって占拠されていた。

11月22日:

佐賀大学大学院工学系研究科前期課程の数理科学専攻の2次募集があります.
宣伝効果があるとは全く思えないが,ここでも宣伝をしておきます.

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出願期間:1月4日(火)〜1月11日(火)
試験日程:2月10日(木)口述試験(面接を含みます)13:00〜
試験内容:微分積分学,線形代数学について口述試験を行います. 

詳しい情報,要項の取り寄せは,

〒840-8502
佐賀市本庄町1番地 佐賀大学学務部入試課
TEL:0952-28-8178
FAX:0952-28-8170

までお願いします.

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このごろ,JR ウォークというものに,中高年に混じって参加している.今年は,9月,10月と出張がめじろ押しだったのでなかなか登山する機会が無く,健康のために参加している.こういう機会でもなければ歩かないようなところを歩くので,なかなか新鮮な気分だ.この週末にも,基山の大興善寺へ行った.

先週,なんとか論文を一つまとめて提出した.複素射影平面内の代数曲線が定める曲面や,それと自明な曲面との連結和となっている曲面の写像類群に関する論文である.ここにも載せました(論文名 Surfaces in the complex projective plane and their mapping class groups).

11月11日
昨日から、今日まで松本幸夫先生の還暦のお祝いもかねた研究集会に参加した。実際は、月曜日から木曜日まであったのだが、セミナーを休みにしたり休講にしたりすることが難しい雰囲気があり、2日間のみ参加した。
私は、矢野公一先生の指導を受けていたのだが、ときどき松本セミナーにも参加していて、おかげで4次元に片足つっこむことが出来た。
何人か懐かしい人に会うことが出来、修士の時分の記憶がよみがえってきて、いたたまれない気分になったり、昔に返っていろいろと口走ってしまったり。。。当分佐賀に蟄居するしかない。

11月8日:
先週は、安原さんが佐賀へ来られた。
「書くべきもの」がすっかり停滞していたが、おかげでかなり進んだ。これを機会に何とか目鼻を付けたいのだが、ここ数日再び停滞。明日も停滞せざるを得ないが、書く気がすっかり冷えていないことを期待する。

先週は、佐賀バルーンフェスタがあった。佐賀にとっては、1年でほぼ唯一で最大のイベントである。終わってしまうと、もう年末の気分だ。(実際、以前は11月の下旬にあって、これが終わると本当に年末になってしまっていた。)

この日曜日は、JRウォーキングで、妻と肥前竜王へいった。なかなか歴史を感じさせる道だったが、特に印象に残ったのは、稲の収穫後の田んぼを焼く猛烈な煙だった。ただでさえ、風邪を引きかけて弱ったのどに、猛烈な攻撃であった。

今日は、午前中は、修士2年生のセミナー(写像類群に関すること)、午後は、学部4年生のセミナー(結び目の入門、今日は平面上の曲線の話で、いろいろと思い出すことがあり、一人でハイになってしまった。)であった。

10月29日
先週は,前回の記録の通り,埼玉大学で集中講義をした(今年度のメインイベント.これが終わったら,出張旅費もほとんどないので,静かにすごすしかない).
写像類群が有限生成群であるという Dehn と Lickorish の定理の Ivanov 先生による別証明の紹介をしつつ,被覆空間やファイバー束,complex of curves になじんでもらうというのが目標だった.
結構たくさんの院生と4年生に参加していただいた.また,何人か他大学から(中にはかなり遠方から)来た方々もいた.
談話会では,安原さんとの共同研究の話と,spin mapping class group の話をした.初めて,プロジェクターという文明の利器を使って講演した.prosper という TeX の一種をその前の週に泥縄的に導入して使ったのだが,準備の途中で,あれも出来るこれも出来るといろいろ試してしまい,かえって分かりにくくなり,結局は普通のスライドのようなものに落ち着いた.

今回も,台風が来て,水曜日あたりは休講にしなければならないかと不安だったが,結局,直撃は夜中のうちだったので,講義をする上ではさほど問題はなかった.むしろ問題なのは,集中講義の前の週から風邪を引いてしまったことで,そのために,聞きずらくなり理解できなくなった人が多かったのではと,少し残念だ.この時期は,例年風邪を引き始める時期だということをすっかり忘れていたのだが,もし万が一(どこも,非常勤講師を雇うお金が出せなくなっているので本当に万が一なのだが),次に集中講義をすることがあったら,この時期は避けるのが賢明かもしれない.

帰りの日(10月23日)には,新潟県を中心とした地域で大きな地震があり,帰りの飛行機が幾分遅れた.被害に会われた方が多数出られたそうで,お見舞い申し上げます.

なお,今週は,いろいろとやっておかなくてはならないことがあるのに,先週の余韻を味わっているうちに終わろうとしている.

10月5日:
してはいけないと思いつつ,やはり月記になってしまった.

この間あったこと(したこと):
9月7日には,Songda さんの襲撃を受ける.今回はもっとあつかましいお方だった.
9月のはじめは,「復習の念」=集中講義の準備 に集中.さらに,自宅用に NEC のディスクトップを購入.(昨日,ようやく光フレッツが使えるようになった.)
9月18日〜9月23日 北海道大学での学会に出席.北大構内で購入した朝採りトウモロコシの美味しさに感動し,北海道での Songda さんの悪事の跡を見て涙する.
9月28日〜10月1日 東大数理での研究集会「リーマン面に関連する位相幾何学」に出席.宿題をもらった.(まだ解けていない)
10月4日 後学期1回目の4年生のセミナー.

今日は,朝から1時間近く,なかなか起動しないパソコンに四苦八苦した.たけしの番組ではないが,知らないうちに病魔が巣くっているのかも知れず,業者に連絡.その後,明日の講演の準備と,線形代数学の1回目の講義をした.

この後あると(すると)思われること:
10月6日 東工大のセミナーで安原さんとの共同研究の話の講演.
10月18日〜21日 埼玉大学での集中講義.(持つべきものは優秀な後輩である.)
10月22日 埼玉大学での談話会での講演.
近いうちに,研究室のパソコンの病を治すこと.

9月2日:
月曜日に,Chaba さんの襲撃を受けたが,なんとか生き延びた.Chaba さんは結構大柄な方で,お名前はタイ語が元だそうである.
火曜日には,この秋の学会に出席するために,北海道へ行く飛行機のチケットを取った.福岡発の便が軒並み満員で,佐賀空港から出て羽田で乗り換えて新千歳へ向かうチケットを買ったが,連休前で割引が効かなかったため,目玉が飛び出るほど高価だった.やはり出張のためのチケットは早めに手配しなければならない,ということを知るための授業料としてもやはり高価過ぎた.

9月に入ったにもかかわらず,まだまだ夏休みの宿題は残っている.困ったことである.

8月24日:
先の日記にある通り,8月21日に佐賀へ戻ってきた.仙台には,駅前に2件もジュンク堂があるのに,佐賀には...と,また悲しい気分になる.

今回の集会は,全ての講演が聞き逃せない話ばかりだった(じゃあ他の集会はどうなんだという質問をしないように).
T大学のK先生と,Och大学のO先生が同室であった.いろいろな話を聞くことが出来た.少し緊張したが.
宿に温泉があるので,2泊3日の内,5回温泉に入った.これで元が取れただろうか.
2日目の朝,台風の影響のため,ものすごい風が吹いていたのに,何を思ったか展望台に登ってしまった.本人は飛ばされなかったが,めがねが飛ばされ,展望台を駆け巡った.降りてみると,「必ず2人以上で登ること」と書いてあった.
I先生は,この集会のあと,蔵王へ登山に行かれるそうで,ストックと登山靴をお持ちだった.タフな方である.

これから,9月18日まで出張は無いので,夏休みの宿題(「書くべきもの」と「復習の念」等)に専念したい.

8月17日
8月7日〜11日まで,信州へ行った.8日に上高地に入り横尾へ向かい,9日に横尾から蝶ヶ岳に登り,10日に蝶ヶ岳から三股へ降りるというスケジュールであった.9日だけが登りだったが,一気に1100メートル程を登るので結構良い運動になった.あまり他に登ってくる人がいないため,後ろからのプレッシャーを感じることが無く,長塀尾根を登る(降ったことしかないけど)よりは良かったような気がする.その他に,いろいろ書きたいことはあるが,そのうち,登山のページに書く予定.ちなみに,昨日あたりになって,ようやく,筋肉痛から開放された.

明日の晩から東北へ行き,19日〜21日まで,「第1回 トポロジー 代数幾何 蔵王セミナー」に参加する予定.「写像類群の表示とレフシェツ・ファイバー空間の不変量」というタイトルの講演もあり,写像類群の表示フリークの私としては大変楽しみだ.(今回の出張にもノートパソコンは間に合わなかった.)

なお,今日は,「復習の念」にとりつかれた.まだまだ,とりつかれ続けなければならない.

8月3日:
以前の更新後にあったことなど.

7月3日〜4日:妻と小倉で1泊.到津の森公園へ行く.動物の種類はとても多いというわけではないけれども,とても身近に見れてなかなか楽しかった.レッサーパンダを下から見ることなどはなかなか無いことだし,猿山に自分でえさをやるのは初めてだった.しかし,とにかく暑かった.

7月8日〜14日:First KOOK Seminar International for Knot Theory and Related Topics (淡路島にて)に参加.2月の集会とは,外国から参加するメンバーにかなり違いがあったので,今回講演しなかったことには少し後悔したが,おかげで「書くべきもの」をだいぶ書くことが出来た(ただし手書き.ノートパソコンが欲しい).期間中,由良の家にも寄ろうと思ったが,結構遠いため断念.

7月29日〜8月1日:山形でのトポロジーシンポジュームに参加.猛暑.Anosov と再会.ただし,「書くべきもの」等のプレッシャーのため,今回もニアミスで終わるかもしれない.

とにかく,「書くべきもの」と「復習の念」(誤字ではない)からなかなか逃れることの出来ない夏になりそうである.(ちなみに,サーチをかけると,「復習の念」と「復讐の念」を取り違えている文章が幾つか見られた.)

7月2日
書くべきものを書かないといけないのだが,ちょっと現実逃避でページの更新をする.先日の記録にあるポスターがここからご覧いただけるようにしました.

6月15日:
前回の更新の翌日(5月28日),合田さんが九大に来られた.S^1 value のモース関数と,結び目のファイバー性からのずれを表す数との関連で,板書だったこともありとてもよく分かった.

6月5日には,招待券をもらったこともあり,大英博物館展に行ったが,大行列で,ほとんど人の頭ばかり見ていた.

このところ,天神に行くたびに,「平和楼」で食事をしている.安くておなかいっぱいになる,まさに,庶民の味方という店だが,杏仁豆腐はここでしか食べられない味だ.

大学院(数理科学専攻)のポスターを作った.妻に「胃袋のようだ」と言われ,そういわれると胃袋以外のものには見えなくなってしまった.数学をするには体力がいるので,丈夫な胃袋を持っていなくてはならないと苦しいコジツケでもしようか.(実は,strings のつもり.)

先週は,安原さんが佐賀に来られた.私の全く予想していなかった方向での進展があった.

5月27日:
久々の更新.しかも,何故か自宅から...
2年生の自主勉強会は感心にも続いていて,次回は多様体の定義に入る.卒研の方は....いろいろである.
今日は佐賀の最高気温は30℃だった様だ.オマケにこの時分は麦を刈り取った後で畑を焼くので,窓を開けるとかなり煙い.息苦しい毎日だ.
いまは,春休みにできているはずだったこと格闘している...つもりが,今日は田村先生の微分位相幾何学を眺めてしまった.何年かぶりに読むとなかなか新鮮だ.

5月12日:
遅ればせながら,今年のゴールデンウィークの話.
4月29日には,JTB のツアーで「カタクリ」の目丸山(熊本県)に登った.カタクリの花は決して多くは無いが見ることは出来た.はじめてみたものなので新鮮だった.ガイドの人の話によると,10年前と比べると比べ物にならないくらい減っていて,盗掘者や歩行中に踏む人がいるためだろうとの事.なお,天気は良かったのだが(おそらくこのゴールデンウィークの中では唯一の快晴)山頂からの眺望はほとんど無かった.
5月1日には,例年どおり有田陶器市へ行った.これ以上器を増やしたくないと言うこともあり,今回は控えめだった.
他の日は,天気に恵まれなかったこともあり,ほとんど寝てすごした.おかげで今週のきついこと...

それから,今年は長年にわたる赤貧からは開放されそうだ.

この金曜日の九大のトポロジー金曜セミナーでは Weierstrass の ペー関数の話をする予定.(勿論,収束や周期性の証明はしない.正確に言うと出来ない

4月15日:
すでに新年度が始まっています.私のほうは,悲しいかな(?),特段の変化はありません.九州のトポロジー関連では変化がありましたが,秘密です.そのうち明らかになるでしょう.

ようやく更新できるようになりました.ファイル転送のテストもかねて更新します.

前の日記の Gompf と Stipsicz の本は,その後直ぐに手に入りました.表紙に若干難がありますが,中身はきれいなもので安心しました.古本はまだ届いていません.

学会では,一般講演でしたがうれしいことに幾つかの質問がありました.さらにうれしいことには,大学時代の同級生で現在筑波にいる竹内君と会って,東京の実家まで送ってもらいました.どうもありがとうございました>竹内君.学会の講演は時間が短いこともあり敬遠していたが,やってみるといろいろといいことがあるようで,出来る限り発表するように心がけようと思った.

3月24日:
明日,サーバーのリプレースをするそうである.そのため,明日以降いつ更新できるか分からないので,今のうちに更新しておく(といっても日記を書き足すだけ).

3月28日〜4月1日は数学会のために筑波へ出張する.今回は何と博士課程1年の時以来,10年(もっとかもしれない)ぶりに発表する.昔の「数学通信」をみると,OHPシートで発表するときは,1ページあたり8行程度,3分間に1枚が目安とあった.今回の講演は15分なので5枚ほどという計算になるが,出来たものを見ると,7枚あった.どうなることやら.

最近,Barnes & Noble のサイトを見て,Nielsen の全集の古本を2巻とも見つけたので買ってしまった.第1巻は1冊しかなくて$126.00.まあ妥当な値段.第2巻はいろんな値段のがあり,一番安いのが$14.70とあるので怖いもの見たさで買ってしまった.今日,こちらへ品物を送ったとの連絡あり.大体2週間から4週間で到着するとの話.楽しみと不安が相半ばしている.安物買いの...にならなければ良いのだが.
さらに,Gompf と Stipsicz (綴りが覚えられない)の本も昨日同じところで注文した(こちらは新品).どこかで注文したときには10日間待たされて挙句の果てには,さらに1月かかると言われ慌ててキャンセルしたが,ここで注文したら,もう今日,こちらへ品物を送ったとの連絡があった.大体4ないし14日で到着するとの事.ちなみに,この本は自宅にはすでに1冊ある.が,大学には1冊も無くて,しばらく持ち歩いていたのだが,手提げかばんに入れていると余りにも重いので,研究室用に1冊買うことにした.証明はほどほどに,4次元多様体でいろいろと遊んでみたいという私のような人間にはいい本.平面曲線で遊ぶときに,とてもお世話になりました.

今週は,なんだかネットで本を注文するのに凝っている.あっ,こんなところに Gunning の Riemann 面の古本がある.どーしよう...

3月13日
先週は東京学芸大学の安原さんが佐賀へ来られた.談話会で話していただき,さらに,いろいろと数学の話が出来た.お茶を飲みながら殆ど定理が出来そうになったのはとても新鮮な経験だった.

今週の始めはセンター試験の振替休日を取り(勿論妻と)ハウステンボスで過ごした.かなり寒かったが,花火と宿(ホテルアムステルダム)はなかなかの物であった.

来年度のセミナーの内容を真剣に考える時期になってきた.村杉先生の "Study on Braids" と,Prasolov & Sossinsky の"Knots, links, braids and 3-manifolds" との二本立てにしようかと思案中.(英語の本にするのは既定方針である.)

2月24日:
先週(2月16日〜20日)は,ソウルであった「The First East Asian School of Knots, Links, and Related Topics」という集会に参加した.マッコリ(何とコンビニで購入)と石焼ビビンバが美味であった.さらに,よさそうな pochette を探そうとしたが,素人の私にはそう簡単には見つからなかった.あと,K 君の連続ホームランなどいろいろ書くことがあるのだが,時間のあるときにする.同室は,G大学のH君で,おかげで今回も,夕食後がかなり有意義であった.

昨日は,河澄さんの学生の佐藤君が,遠いところをわざわざ尋ねて来てくれた.おかげで普段ではとても味わえない数学的で楽しい時間を過ごすことが出来た.

1月30日:
今週は,月曜日は九大のトポロジーセミナーに参加して北海道大学の秋田さんのお話を聞いた.
そのまま,博多駅前に宿泊し,翌日は朝8時代のレールスターに乗って,広島大へ(おかげで,古賀代議士の街頭演説は見られなかった).研究集会「4次元のトポロジー」に参加した.講演もしたのだけれど,今回は田舎でボーとしていると世情に疎くなるものだと痛感した.Ozsvath-Szabo の話が初耳だったことは言うまでも無いことだが,とりわけそれを痛感したのは,私の指導教官の矢野公一先生が,何と「トリビアの泉」に出られていたとの情報を初めて耳にしたことであった(Y大学のSさんの情報).何でも,ぽち袋に何枚の1万円札が入るかという「トリビア」で計算をされていたそうである.さらに,ネット上の情報をあたったところ,あちこちで断られた挙句,矢野先生が引き受けられたそうである.矢野先生のお人柄を感じさせる話で,私は先生のそのお人柄のお蔭で今日も(自らの不徳のため末端にいるとはいえ)数学をしていられるのだと感謝の念を禁じ得ません.

ところで,この番組を見た人でビデオを採ってらっしゃる方がいましたらご一報ください.(年度末会で上映会をしたらどうですか>I君)

1月23日:
昨日から佐賀にしては珍しく猛烈な雪である.今朝はバスに乗ってきたが,普段乗らない人も利用するためか,超満員だった.満員のバスに慣れていない人が多いのか,つめてくれる人がほぼ皆無で,佐賀大に近い高校前のバス停まで,入り口のステップ近くの手すりにかろうじてぶら下がっていた.

来週の火曜日(1月27日)から木曜日(1月29日)にかけて,広島大学で4次元トポロジーに関する研究集会があり参加予定.その前の月曜日(1月26日)に九大のトポロジーセミナーでの秋田さんの講演を聞くので,月曜日の晩は博多駅の近くに宿泊する予定.

1月16日:
今週は,大阪教育大学の町頭先生が佐賀にこられて集中講義をされた.講義や会議のある時間帯以外は出席した.内容は,「グロモフ・ハウスドルフ収束」に関することで,とても丁寧なお話で,分かりやすくためになった.3次元双曲幾何を勉強するときに参考になりそうだ.

空き時間に,昨年考えていて沙汰止みになっていたことを考え直していたら,割とうまくいきそうな感じがしてきた.ただの落穂拾いの様であまり考える気がせずにいたのだが,ありがちな話とはいえ応用もあることに気づいたので,まじめに考えてみたい.

明日と明後日は,センター試験である.

1月8日:

あけましておめでとうございます.

年末年始は神戸にある妻の実家で過ごし,さらに1月5日と6日には奈良女子大学でのセミナー(Schleimer 氏の講演)に参加し,昨日,佐賀に戻ってきました.