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2004年度の講義
- 前期
7月23日まで文部科学省在外研究員としてローマ第二大学
(Universita` degli studi di Roma "Tor Vergata") に滞在.
- 後期
帰国して,普段よりたくさん講義を持つ. (でも来年はもっとたくさん).
時間割りが水曜の3,4,7(午後9:00終了), 木曜の 1(9:00開始),2 と過密だった.
水曜の疲れが木曜の朝とれず, 木曜の2コマ目はカラータイマーが点灯するとい
う感じだった.木曜の午後は疲れて何もできず, 金曜のセミナーにも疲れたまま
行くというパターンになってしまった.5コマあって,金曜をセミナーのために
あけようとするとこうなるのも仕方ないのかもしれない.
来年のために体力作りをしなくてはならないと痛切に思う。
- 線形代数学第二 (昼間コース)
後期が始まってまもなく, まだ連立一次方程式がはきだしで解けない人
がたくさんいることに気づく.結局,なんどもなんどもはきだし法を
繰り返し復習することになった.
- 線形代数学第二 (夜間主コース)
非常に人数の多いクラス.夜間主なので, 教える内容を絞って演習にあてるのは
いつもの通り。でも最近, 演習をやっても, どうせ答えはあとで教えてくれると
たかをくくって自分でやろうとしない人がいる.どうすればよいのか.毎回, 採
点できればいいのだろうが, この人数では, 躊躇してしまう.
ノートを写すので手一杯の人が多い.そのノートは家にかえっても復習に活用さ
れない.板書のむなしさ.かといって, プリントを配るととたんに集中力が落ち
るような気がする. 使っている教科書も, 前半に比べて, 後半のできが今一つ.
- 数学演習第二(2コマ)
また演習責任者をやる.相変わらず,たくさんの時間を取られる仕事.少人数の
クラスで,学生が問題を解けるようになるのは,それなりにやりがいがある仕事
なのだが.
- 現代代数学基礎論第二 (大学院)
今年は堀田「環と加群」の線形代数の続きとしてやれる部分をやった.
環と体を簡単に導入したあと, 第二部 線形代数再論と第四部 環と加群の22章か
ら25章ま
でを,可換環上に制限して丁寧に話した.登録したのは一人.毎回1対1で淡々と
すすんだ.まじめに復習をしてくれて理解をして聞いてくれたのでやりがいがあっ
た.体力的にはたいへんだったけれども.
- 東京都立大学大学院理学研究科 応用数学 I 応用数学特
論 I (集中講義 11/17-19)
群を使った,素数判定や暗号について講義した.10人ほどが出席.三宅先生も
すべての講義を聞いてくださった.感謝.一方で, 準備の時間が十分にとれず,
計算を実演したり,数値例などをあげる余裕がなかったのが申し訳なく,残念。
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