OSによるマルチコアアクセラレータ上でのパイプライン並列処理の実行時制御機構

概要

マルチメディア等のストリーミング処理の高速化にはアクセラレータによるパイプライン並列処理が有効である.しかし従来のデバイスドライバを介した制御ではユーザ/カーネル間のコンテキストスイッチが頻発し処理性能を低減させる.本研究では,複数アクセラレータを統一的に制御するパイプライン並列処理のためのOS機構を提案する.提案機構はOpenCL APIで記述されたコードからパイプラインを構築し,各アクセラレータの状態遷移に応じてアクセラレータ間のデータ転送とタスク実行を行う.このカーネル単体の実行時制御によりコンテキストスイッチを抑制する.本研究の評価では,提案機構がデバイスドライバの制御オーバヘッドを86.2%削減することを示す.

タイプ
収録
情報処理学会 第80回全国大会講演論文集, pp. 21–22