説明

・m/m0<<1のとき、Q1Modeのω0で規格化した基準振動数の2乗は1.5に漸近する。
これは質量m0の質点が、左側に直列に連なった2個のバネ(0.5Kのバネ定数を持つ)と右側の1個のバネ(1.0Kのバネ定数を持つ)の両方から復元力を受けるため、(0.5K+1.0K)/m0=1.5ω0^2となるためであると説明できる。
・m/m0=1のとき、Q1およびQ2Modeのω0で規格化した基準振動数の2乗は1と3になる。
これはQ1Modeでは中央のバネがまったく伸び縮みしないため質量m0の質点は、1.0Kのバネ定数を持つバネからのみ復元力を受けるため、1.0K/m0=1.0ω0^2となり、Q2Modeでは中央のバネは左右のバネの2倍の変位だけ伸び縮みするため質量m0の質点は、(1.0K+2.0K)のバネ定数の復元力を受けるため、3.0K/m0=3.0ω0^2となるためであると説明できる。
・m/m0>>1のとき、Q2Modeのω0で規格化した基準振動数の2乗は2に漸近する。
これは、質量mの質点が重たくなり、質量m0の質点に対して壁として振舞うため、質量m0の質点は2個のバネから復元力を受けるため、(1.0K+1.0K)/m0=2.0ω0^2となるためであると説明できる。