【問題1の解答】



答えはB(約2倍の大きさ)

 出てきた結果は、Vの約2倍の大きさでした。これを式で表すと
と表すことができます。
 この結果をアンペールの法則に即して考えると、どのように解釈できるのでしょうか?


状態1の時のオシロスコープ(=V1)

検出コイルを2ターンした時のオシロスコープ(=V2)




(結論1)出てきた結果は、電流のまわりを2周積分したものと同値である
 電流のまわりを一周する経路をCとするとき、周回積分の値は
でした。今回、検出コイルを2ターンして出てきた結果が2Vになったことは、異なる2つの経路で2回周回積分を施したことにほかなりません。
 一般に、直線電流のまわりで周回積分した値は、周回積分を実行した回数に比例すると考えられます。


 実際のアンペールの法則
の左辺は、周回積分がその道筋によらないことを示しています。すなわち検出コイルの半径によりません。
 2ターンすれば2回積分を施したものと同値になるので、状態1に比べて大きさが2倍になります。


問題2へ(未完成)