東京理科大学 理工学部
 電気電子情報工学科 星研究室 

 

高圧水素タンクレス燃料電池電気自動車の開発

概要

国内外の自動車メーカーで燃料電池電気自動車(FCEV)の研究開発が進められています。これらのFCEVの燃料搭載方法として、高圧水素ボンベ(タンク)を用いる方式が現在の主流になっています。この方式は、大きな高圧水素タンクを車載が必要であるほか、インフラ(高圧水素ステーション)の整備も必要です。

当研究室では、エネルギー密度の高い水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)を粉体のまま車載し、車上で加水分解し水素を生成し、燃料電池に供給することで、走行する燃料電池電気自動車の開発を進めています。

本研究は、科学研究費補助金基盤研究(B)21360137「水素タンクレス軽型燃料電池自動車の開発」の助成を受けて実施しているものです。

平成24年12月24日に、提案燃料電池電気自動車の初試験走行に成功しました。