NEWS

2025.3.17. 総合研究院生物環境イノベーション研究部門の支援を受けて、オランダのDolf Weijers博士とウイーンのYan Ma博士を招聘し、国際シンポジウム "ImpeTUS for TUS Plant Science"を開催しました。西浜が口頭発表を、山内助教とB4の金澤朋寛君、栗林朋生君、野間啓人君、柚木渓人君、M2の石川歩君、今井雄星君、岡田真季さん、峯春翔さん、矢貫梨香さんがポスター発表を行いました。

2025.3.14-16. 植物生理学会金沢年会にて、山内助教が口頭発表(英語)を、峯春翔さん(M2)、栗林朋生君(B4)がポスター発表を行いました。また、西浜がオランダのDolf Weijers博士と国際シンポジウムをオーガナイズし、発表を行いました。

2025.3.7. QP45&QBIC2025 International Joint Workshopにて、西浜が招待講演を行いました。

2024.11.18-21. International Marchantia Workshopにて、山内助教と西浜が口頭発表を、金澤朋寛君(B4)、石川歩君(M2)、矢貫梨香さん(M2)、Akida Jahanさん(PD)がポスター発表を行いました。

2024.6.2. 中国深圳にて開催されたInternational Conference of Molecular Biology of Streptophytesにおいて、西浜が招待講演を行いました。

2024.3.17-19. 植物生理学会神戸年会にて、今井雄星君(M1)、山内助教が口頭発表を、矢貫梨香さん(M1)が口頭発表(英語)を行いました。また、授賞式があり、MpLAXR論文の著者を代表して西浜がPCP Best Paper Awardを受賞しました。

2024.2.21. 山内助教が細胞膜H+-ATPaseの新たな制御機構を解明し、Nature Communications 誌に報告しました。リンク プレスリリース

2023.12.21. オランダWageningen UniversityのDolf Weijers博士のグループと共同で、緑藻類から陸上植物に保存されたB4型Raf様キナーゼが迅速なオーキシン応答を仲介することを見出し、Cell 誌に報告しました。リンク

2023.12.20. 農理工学際連携コース発表会で学生がポスター発表を行いました。峯春翔さん(M1)が優秀発表賞を受賞しました。おめでとう!

2023.12.3. オーストラリアManosh UniversityのJohn Bowman博士、Eduardo Flores-Sandoval博士とともに、コケ植物の幹細胞全能性と再生のホルモン調節に関する総説を執筆し、Current Opinions in Plant Biology 誌に掲載されました。リンク

2023.11.14. MpLAXRの論文が2024年度のPCP Best Paper Awardを受賞することが決まりました。2024年3月の神戸年会にて授賞式が行われます。リンク

2023.10.27. 理科大葛飾キャンパスで開催された生物環境イノベーションワークショップにて、入野耀介君(M2)と矢貫梨香さん(M1)が優良ポスター賞を受賞しました。おめでとう! リンク

2023.10.27. 理科大葛飾キャンパスで開催された生物環境イノベーションワークショップにて、西浜が招待講演を行いました。

2023.10.16. 台湾Academia Sinicaで開催されたTaiwan-Japan Plant Biology 2023 (TJPB2023)にて、山内助教と今井雄星君(M1)の演題がShort Talkに採択され口頭発表を、矢貫梨香さん(M1)がポスター発表を行いました。

2023.10.13. 京都大学などとの共同研究により、5億年前に誕生したヘテロ二量体転写因子が、陸上植物の進化を通して生殖細胞をつくるための「鍵」としてはたらいてきたことを明らかにしました。Current Biology 誌に報告しました。プレスリリース

2023.9.8. 京都大学などとの共同研究により、陸上植物の進化の初期にジベレリン生合成の初発段階の酵素遺伝子を獲得し、ジベレリン様の化合物を遠赤色光応答を介した成長調節に利用していたことを明らかにしました。Plant Cell誌に報告しました。プレスリリース

2023.9.7. 西浜が日本植物学会第87回大会(北海道)のシンポジウム「植物の陸上進出の鍵となった細胞機能改変」で招待講演を行いました。

2023.6.12. M1の峯春翔さんと矢貫梨香さんが、理研CSRSで開催された植物再生ワークショップでポスター発表を行いました。

2023.6.6. The 33rd International Conference on Arabidopsis Research (ICAR2023)において、山内助教の演題がShort Talkに採択され、幕張メッセで口頭発表を行いました。

2023.4.1. 山内翔太助教が着任しました。

2023.3.13. B4の今井雄星君、半田和華さんが植物生理学会仙台年会にてポスター発表を行いました。

2023.1.23. 京都大学との共同研究により、気孔を喪失したコケ植物苔類が保持する気孔形成制御遺伝子の役割をゼニゴケを用いて解析し、コケ植物特有の組織「蒴柄(さくへい)」の形成制御に転用されたことを明らかにしました。Nature Plants誌に報告しました。プレスリリース

2022.12.19. 京都大学との共同研究により、オーキシン受容体MpTIR1を介したオーキシン信号伝達が、ゼニゴケの3次元的な形態形成に必須である一方で、細胞の生存には必須ではないという意外な事実を明らかにしました。The Plant Cell誌に報告しました。リンク プレスリリース

2022.12.21. 農理工学際連携コース発表会で学生がポスター発表を行いました。矢貫梨香さん(B4)が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとう!

2022.11.28. 西浜が国際ウェビナーシリーズ“From Cellular Dynamics to Morphology III”で招待講演を行いました。リンク

2022.8.22. 西浜が武田科学振興財団生命科学研究助成に採択されました。

2022.4.1. 西浜が新学術領域研究「植物の周期と変調」の公募研究に採択されました。リンク

2022.3.15. MpLAXRの論文がPlant & Cell Physiology誌の63巻3月号の表紙に採択されました!リンク

2022.1.13. 大阪大学、東京大学などとの共同研究により、動植物共通の透明化法iTOMEIを開発しました。ゼニゴケにも有効です!Communications Biology誌に報告しました。リンク

2022.1.7. 京都大学との共同研究により、ゼニゴケ葉状体の切断片において、植物ホルモンオーキシン濃度の低下により細胞リプログラミングが誘導されることを見出し、その鍵となる転写因子MpLAXRを同定しました。Plant & Cell Physiology誌に報告しました。リンク

2021.12.15. 農理工学際連携コース発表会でB4の入野耀介君、佐々木健君がポスター発表しました。 

2021.11.8. 京都大学、本学理工学部朽津研との共同研究により、ゼニゴケの性決定遺伝子Feminzerを同定し、Current Biology誌に報告しました。プレスリリース

 

VISION

光合成という宿命をもつ植物は、光合成を最適化するための成長調節様式を進化の過程で獲得してきました。その仕組みを理解することは、地球規模の諸問題の解決に大きく貢献します。単一の共通祖先から進化した陸上植物は、遺伝子セットや機能制御機構を共有しています。本研究室では、維管束植物とは独立に進化したコケ植物に属し、モデル生物でもあるゼニゴケを主に用いて、遺伝子改変技術やオミクス解析を駆使しながら、光合成と調和した成長や発生の調節機構を解き明かす研究を行っています。

GROWTH COORDINATION WITH PHOTOSYNTHESIS

植物は光合成により作り出した産物を自身の成長に用いています。そのため、常に光合成の状態を把握して細胞活性や代謝を光合成活性に調和させています。また光情報そのものも植物の成長や発生の調節において重要な意味をもっています。私たちは植物が光合成や光の情報をどのように処理し、成長や代謝を調節しているのかについて調べることで、陸上植物の根源的な成長調節の共通原理を理解することを目指しています。


Plants use photosynthesis products for their own growth and constantly coordinate cellular activities and metabolism with photosynthesis status. We aim to understand the common principles of the fundametal growth control in land plants.

APICAL STEM CELLS

陸上植物の成長や発生の基盤となる頂端成長を担う幹細胞は、発生過程において規定されます。それは植物が高い再生能力をもつことにも反映されています。私たちは幹細胞を規定する遺伝子制御ネットワークを、転写やエピジェネティクス調節の解析を通して解明したいと思っています。


Plant stem cells that sustain apical growth are defined during development. It is reflected to the high capacity of regeneration in plants. We aim to elucidate the gene regulatory networks for stem cell specification by analyzing transcriptional and e@igenetic regulation.

PROFILE