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PIRCについて

PIRCについて

光触媒は日本発の世界をリードする科学技術の一分野であり、エネルギー・環境問題を解決する科学技術として将来性が非常に注目されています。現在、主に使用されている光触媒の代表例としては「酸化チタン」があります。酸化チタンに太陽光などの光が当たると、「酸化分解力」と「超親水性」の2つの機能が発現します。「酸化分解力」は消臭、抗菌、防汚(セルフクリーニング効果)などに、「超親水性」効果は防曇、防汚などにそれぞれ活用されています。さらに、まだ実用化までには至っていませんが、光触媒のホンダ・フジシマ効果による水の水素、酸素への完全分解は人工光合成の可能性の観点からも、長年活発な研究開発が続けられています。

近年の光触媒、並びに関連する技術は、住宅関連分野、浄化機器分野、生活・医療分野を中心に応用展開され、光触媒評価の標準化(ISO)に関する国際協調事業も始められています。しかしながら、いくつかの課題は依然として残されています。たとえば、蛍光灯の光でも屋内を十分浄化できる高効率可視光応答型光触媒の開発や、細胞生物学・微生物学や光線力学療法を融合させた殺菌・治療技術の確立、そして、光触媒反応発見以来の重要な課題ともいえる、実用的な量の水素を生成できるような光触媒水分解システムの構築、可視光応答型光触媒の性能評価試験方法に関する国際レベルでの標準化などがあげられます。

本拠点では、それらの課題を踏まえ、これまでの実績を基に、産学官の協同による実証研究によって光触媒を総合システムとして開発していきます。これによって、光触媒研究がさらに発展し、実用的な環境浄化・エネルギーに関わる総合システムの構築を目指します。

  • 本センターは経済産業省が実施した「イノベーション拠点立地支援事業(「技術の橋渡し拠点」整備事)」(正式名称:先端技術実証・評価設備整備費等補助金)の支援を得て建設されました。

センターの体制

■ セルフクリーニングユニット

本ユニットは、本学光触媒国際研究センターの勝又健一准教授がリーダーとなり、光触媒のナノシート化などの分野で優れた実績のある公的研究機関、および光触媒の外装材と内装材の製品化で実績のある企業群を核として開発を進めます。

■ 人工光合成ユニット

本ユニットは、本学光触媒国際研究センターの寺島千晶准教授がリーダーとなり、太陽電池・二次電池のノウハウなどに関して実績を有する公的研究機関、および太陽光のミラー制御に実績のある企業群を核として開発を進めます。

■ 環境浄化ユニット

本ユニットは、本学理工学部応用生物科学科の中田一弥准教授がリーダーとなり、環境浄化システムの開発で実績のある公的研究機関、および紫外線照射技術に関するノウハウや、光触媒ユニットの製品化に実績のある企業群を核として開発を進めます。

体制図

体制図

光触媒国際研究センターの目指すもの

体制図
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