鎌田 潤一 先生

「割合は難しい」とはよく聞く話で、特に、二量の関係を見出させることに苦労している。苦肉の策として、「『・・・の』が基準量、『〜は』が比較量だから、割合=『〜は』➗『・・・の』」と教え込んでしまうが、子どもたちは、どのようなイメージを描いているのだろうか。
本単元は、割合の指導改善を図るために、考案したものである。日常、無意識に使われる割合の定型文を扱い、割合の見方・考え方の概念をとらえさせることをねらった。