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TEL. 03-5876-1334

〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1 東京理科大学 研究棟4F

研究概要RESEARCH ACTIVITIES

佐々木先生からのメッセージ

トライボロジー現象の解明とその特性改善を目指して

 CEO私たちの研究室では、トライボロジー現象の解明とその特性改善を目指して表面の物理特性計測と科学分析技術を駆使し、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)現象の解明に取り組むとともに,トライボロジー特性を改善するための機能性表面創製や新規潤滑剤の開発に取り組んでいます。具体的には,表面に微細構造を付与したり,新素材による表面修飾する技術について,ナノレベルでの現象解明をもとに研究開発を進めています.そのため,In-situ表面分析技術やナノ物性評価技術などの研究開発も国内外の研究者らと共同で研究開発を進めています. トライボロジーは,学際領域の学問であるため,物理や化学などの基礎分野や材料分野の研究者らとの連携が必要になります.
 東京理科大ではトライボロジーセンターを設置し,分野横断的な研究体制を整えています.また,ウオーターフロンティアサイエンス&テクノロジーセンター(WFST)において,界面に拘束された水分子構造および動的挙動解明に関する研究を,理学部の研究者らと連携して取り組んでいます. さらに,3年前より,金属3次元プリンタを導入し,付加製造技術(AM法)に関する技術開発にも取り組んでいます.トライボロジー,金属3次元プリンタの技術開発に関しては,現在,20社を超える国内外の企業と共同研究を実施しており,ここで得た産業界のニーズや新しい情報を研究にフィードバックさせることにより,研究の質の向上に努めています.
  最後に,大学の一番の目的は学生教育にあります.民間企業との共同研究や,海外の研究機関との人材交流や連携の最終目的は,これらの活動において得た成果や体験を,咀嚼して学生に伝え,また,身をもって体験してもらうことにあります.今後も,サイエンスとテクノロジーの学術的追求とこれを社会実装するための活動をバランスよく推進することにより,アカデミアならびに産業界への貢献を果たすとともに,人財育成に最も力を入れて活動を推進して参ります.

学部生へのメッセージ

 トライボロジーは分野融合的なインターディシプリンな学問です。機械工学の柱である4力学には飽き足らず、物理や化学など色々な学問に興味ある人、新しいことに挑戦したい人を歓迎します。研究したいと思う人へのサポートは惜しみません.平成29年度は,5名の学部4年生が,約半年間での成果をまとめて秋の国内学会発表し,優秀講演賞や優秀ポスター賞を受賞しています.また,1名はミラノでの国際会議にも参加しました.修士1年では, 3か月ほどのドイツの国立研究所共との同研究のため短期滞在する制度を,5年間連続で実施しています.修士1年からは国際会議の発表や国際誌への論文投稿を積極的に推奨しており,今年度は,スロベニア,フランス,イタリア,中国,ハワイなどの国際会議に,延べ20名ほどが参加して子発表を行いました.この先は本人次第になりますが,2本以上の査読付き論文,複数の学会賞授賞は,本研究室においては珍しいことではありません.研究能力は,座学での成績とは異なります.ただし,成績上位者が高い研究能力を併せ持つことは多いもの本学でのここ10年の実績から言えることです.もちろん,80位以降の成績ながら,非常に良い研究成果を出した学生も多くいます.一番重要なのは,せっかく,理系に進学したのですから,卒業研究,修士論文研究において,十分に学生生活を充実したものにすることです.繰り返しになりますが,研究に高いモチベーションを持つ人を,研究室として大いに歓迎します.

本研究室は産業技術総合研究センター、東京都立産業技術研究センターと共同研究を行っています。

研究テーマ一覧


トライボロジーの基礎
  • QCMとFM-AFMを用いた油性添加剤の吸着構造と競争吸着メカニズム
  • 添加剤由来表面反応膜形成過程の分光分析法によるその場観察技術
  • 表面反応膜のナノ機械物性測定手法
  • 表面反応膜の機械的物性と摩擦・摩耗挙動との関係
  • 筆記用具の書き心地と摩擦との関係
  • ハロゲンフリーイオン液体の潤滑メカニズム

表面改質
  • テクスチャ表面における油膜および潤滑油流れのその場観察
  • テクスチャパターンによる摩擦異方性発現
  • テクスチャ表面の摩擦特性を表現可能な新規トライボGPSパラメータの探索
  • 3Dプリンタによる3次元微細構造表面テクスチャリングの開発
  • 各種硬質被膜に対する各種添加剤の潤滑効果
  • ポリマーブラシの潤滑メカニズム
  • ソフトマターの摩擦・摩耗特性評価技術

評価と解析
  • 摩擦・摩耗試験方法の標準化
  • 用途に合わせた摩擦・摩耗試験装置の開発
  • 境界・混合・流体潤滑領域をカバーする摩擦係数予測式の提案

3Dプリンタ
  • 金属3Dプリンタ用新規合金粉末の開発
  • 金属3Dプリンタ造形物の特異的機械物性の発現とその応用
  • 金属3Dプリンタ造形物の機械物性データベースの構築
  • ソフトマター用新規3Dプリンタ装置の開発
  • 3Dプリンタ活用のための構造最適化設計技術

バナースペース

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