更新情報・お知らせ

2018/04/06
新年度は8名の4年生が研究室のメンバーに加わりました.1年間よろしくお願いします.NEW
2018/04/01
新しいホームページのテスト版の公開.NEW
2018/03/25
日本物理学会(開催地:東京理科大学野田キャンパス)において,修士1年生の鑓田さん,幸村さんが研究発表を行いました.
2018/03/19
2017年度の卒業式が行われました.本研究室の修士1名,学部8名が卒業しました.おめでとうございます.
2018/03/16
日本天文学会(開催地:千葉大学西千葉キャンパス)において,萩野さんが研究発表を行いました.
2018/03/04-11
本学の宇宙教育プログラムで幸村さんが,NASA Ams研究所など視察しました.
2018/02/28
第1回宇宙理工学コース講演会のポスター発表会において,修士2年生の小木曽さんが優秀発表賞を受賞しました.

» 過去ログ

幸村宇宙放射線研究室について

幸村研究室では,パルサーやブラックホールなど宇宙空間にある様々な天体からの高いエネルギー光子(宇宙X線・γ線)を観測し, 宇宙で実際におこっている高エネルギーの物理現象を探求しています. 特に,星が寿命を終えた時に起こす超新星爆発の後に 残される中性子星の観測や,銀河の中心に潜む巨大ブラックホールを中心に研究を行っています.
中性子星の中でも,1兆ガウスの強磁場を持つ連星パルサーや,さらに強い10-100兆ガウスもの超強磁場を持つマグネタ―と呼ばれるものの 研究を行っています.また,太陽の10億倍以上の重たい質量を持つ巨大ブラックホールは,ジェットに加え,アウトフローと呼ぶものを吹き出して います.このアウトフローは,ブラックホールを持つ銀河の進化に影響を与える重要な役割を果たしていると考えて研究を進めています.
また,X線天文衛星(宇宙望遠鏡)に搭載するX線検出器の基礎開発を進めており,主に,X線CCD(Charge Coupled Device) , SOI(Silicon on Insulator)を開発しています. これらの研究は,宇宙航空研究開発機構(JAXA),大阪大学,京都大学,立教大学,宮崎大学,理化学研究所, マサチューセッツ工科大学(アメリカ) ,浜松ホトニクス社,高エネルギー加速器研究機構,など国内外の大学・研究機関,企業と共同で行っています. 現在,当研究室が携わっている衛星プロジェクトは,「すざく衛星」, 「ひとみ(Hitomi)衛星」,「FORCE衛星」, 「iWF-MAXI」になります. また,次世代の放射線検出器(XRPIX)の開発にも従事しています. 当研究室に興味がある方は,是非一度見学に来てください.