担当講義 哲学参考図書リスト哲学概論・哲学入門 (特に薦めます) トマス・ネーゲル、『哲学ってどんなこと──とっても短い哲学入門』、岡本・若松訳、昭和堂、1993年 三木清、『哲学入門』、(岩波新書旧赤版23(R8))、1940年 西田幾多郎、『哲学概論』、岩波書店、1953年 W・ジェイムズ、『哲学の諸問題』(ジェイムズ著作集7)、上山春平訳、日本教文社、1961年 桂壽一、『哲学概論』、東京大学出版局、1965年 岩崎武雄、『哲学のすすめ』、(講談社現代新書66)、講談社、1966年 澤瀉久敬、『哲学と科学』、(NHKブックス57)、日本放送協会、1967年 飯島・吉沢・泉編、『哲学概論』、以文社、1971年 F.グレゴワール、『哲学入門』、(文庫クセジュ193)、中村雄二郎訳、改訂新版、白水社、1972年 中村雄二郎、『哲学の現在──生きることと考えること』、(岩波新書黄2)、岩波書店、1977年 K・ヤスパース、『哲学の学校』、(河出・現代の名著)、河出書房新社、改訂版、1980年 青木茂、『哲学』、(現代大学双書)、改訂版、学陽社、1987年 松浪信三郎、『哲学以前の哲学』、(岩波新書新赤版24)、岩波書店、1988年 山本信、『哲学の基礎』、北樹出版、1988年 遠山諦虔、『哲学の課題──柔軟思考への道』、(フマニタス選書29)、上下2巻、北樹出版、1990年 内田克孝、『哲学とは何か──私であることの幸福』、ナカニシヤ出版、1996年 西研、『自分と世界をつなぐ哲学の練習問題』、NHK出版、1998年 A・コント=スポンヴィル、『哲学はこんなふうに』、紀伊國屋書店、2002年 道躰滋穂子、『哲学のエチュード――九つのテーマからなる入門書』、水声社、2002年 B・ウィルソン、『自分で考えてみる哲学』、山本史郎訳、東京大学出版会、2004年 野家茂樹、『哲学の謎』、(講談社現代新書1286)、講談社、1996年 ブレンダン・ウィルソン、『自分で考えてみる哲学』、東京大学出版会、2004年 ジュリアン・バジーニ、向井和美訳、『100の思考実験――あなたはどこまで考えられるか』、紀伊國屋書店、2012年 各テーマ 上記哲学入門書の各関連項目も参照のこと(たとえば、内田『哲学とは何か』の第3章「だれが選ぶのでしょうか」は、「自我」というテーマについての参考文献と言える。「認識」は哲学の普遍的なテーマであるので、大抵の哲学入門書は認識の問題にページを割いている)。 認識 中村光世、『哲学にご用心──認識の謎を探る』、ナカニシヤ出版、1997年 K.ポパー、『客観的知識──進化論的アプローチ』、森博訳、木鐸社、1974年 市川浩、「〈中間者〉の認識論のために」(『〈中間者〉の哲学』、岩波書店、1990年) I・カント、『プロレゴメナ』、(岩波文庫 青626-3)、篠田英雄訳、岩波書店、1977年 H・シュネーデルバッハ、『認識論――知の諸形式への案内』、加藤・中川訳、2006年 B・ラッセル、『新版 哲学入門』 、(現代教養文庫)、中村秀吉訳、社会思想社、1996年 芸術 当津武彦編、『美の変貌──西洋美学史への展望』、(世界思想ゼミナール)、世界思想社、1988年 ヴィクトル・シクロフスキー、「方法としての芸術」(『散文の理論』、水野忠夫訳、せりか書房、1971年) ワーズワース、第二版序文、(ワーズワース・コールリッジ共編、『叙情歌謡集』、大修館書店、1984年) E.カッシーラー、「第九章 芸術」(『人間』、(岩波現代叢書)、宮城音弥訳、岩波書店、1953年) ゴンブリッチ、「芸術の四つの理論」『思想』 高階秀爾、『美の思索家たち』、(高階秀爾コレクション)、青土社、1993年 ハイデッガー、「芸術作品の起源」、『杣径』、茅野良男,ハンス・ブロッカルト訳、創文社、1988年 自我 村田純一[他]、『新・哲学講義』、第4巻(「わたし」とは誰か)、岩波書店、1998年 鷲田清一、『じぶん・この不思議な存在』、(講談社現代新書 1315)、講談社、1996年 フロイト、『精神分析入門』、(新潮文庫 フ74)、高橋・下坂訳、上下巻、1977年 R・D・レイン、『自己と他者』、志貴・笠原訳、みすず書房、1975年 上田閑照、『私とは何か』、(岩波新書赤 664)、岩波書店、2000年 中村元、『自己の探求』、青土社、新装版、2000年 S・シューメーカー、『自己知と自己同一性』、菅・浜渦訳、勁草書房、1989年 大庭健、『私という迷宮』、専修大学出版局、2001年 中島義道、『「私」の秘密――哲学的自我論への誘い』、(講談社選書メチエ253)、講談社、二〇〇二年 歴史 E・H・カー、『歴史とは何か』、清水幾太郎訳、(岩波新書青版)、1962年 A.Я.グレーヴィッチ、「第4章 歴史的事実とは何か」(『歴史の革新──「アナール」学派との対話』、栗生沢猛夫・吉田俊則訳、平凡社、1990年) R・ブルトマン、『歴史と終末論』、中川秀恭訳、岩波書店、1959年 月本昭夫[編]、『歴史と時間』、(『歴史を問う』2)、岩波書店、2002年 ドロイゼン、『史學綱要』、樺俊雄訳、刀江書院、1937年 ガダマー、『真理と方法』、第II巻、轡田・巻田訳、法政大学出版局、二〇〇六年 言語 S.I.ハヤカワ、『思考と行動における言語』、(岩波現代叢書)、第2版、岩波書店、1965年 E.カッシーラー、「(第八章)言語」(『人間』、(岩波現代叢書)、宮城音弥訳、岩波書店、1953年) B.L.ウォーフ、『言語・思考・現実』、(講談社学術文庫1073 )、池上嘉彦訳、講談社、1993年 M・ハイデガー、『言葉への途上』、(ハイデッガー全集第12巻)、亀山健吉[他]訳、創文社、1996年 生命 C.U.M.スミス、『生命観の歴史』、八木龍一訳、岩波書店、上下二巻、1981年 ラ・メトリ、『人間機械論』、(岩波文庫)、1957年 H・ベルグソン、「意識と生命」(『ベルクソン』、(世界の名著 64)、中央公論社、1979年)所収 小林道憲、『生命と宇宙――21世紀のパラダイム』、ミネルヴァ書房、1996年 ベルタランフィ、『生命――有機体論の考察』、長野・飯島訳、みすず書房、1954年 時間 中島義道、『時間を哲学する』、(講談社現代新書1293)、講談社、1996年 中島義道、『時間論』、(ちくま学芸文庫)、2002年 滝浦静雄、『時間』、(岩波新書c34)、岩波書店、1976年 アウグスティヌス、「告白 第11巻」(『アウグスティヌス』(世界の名著16)、中央公論社、1978年) ベルクソン、『時間と自由』、(イデー選書)、白水社、平井啓之訳、1990年 中山康雄、『時間論の構築』、勁草書房、2002年 植村恒一郎、『時間の本性』、勁草書房、2002年 大森荘蔵、「過去は消えず、過ぎゆくのみ」(『流れとよどみ――哲学断章』、産業図書、1981年) 大森荘蔵、『時は流れず』、青土社、1996年 大森荘蔵、『時間と自我』、青土社、1992年 G・J・ウィットロウ、『時間――その性質』、柳瀬[他]訳、法政大学出版局、1993年 入不二基義、『時間は実在するか』、(現代新書)、講談社、2002年 自由 藤中正義・岩津洋二、「ジャン=ポール・サルトル」(『フランス哲学』、雄渾社、1968年) アイザィア・バーリン、「二つの自由論」(『自由論』、小川晃一他訳、みすず書房、新装版、1997年) T・ホンデリック、『あなたは自由ですか?――決定論の哲学』、松田訳、法政大学出版局、1996年 M・クランストン、『自由――哲学的分析』、小松訳、(岩波新書961)、岩波書店、1976年 坂本百大、『人間機械論の哲学』、勁草書房、1980年 人間 E.カッシーラー、『人間』、(岩波現代叢書)、宮城音弥訳、岩波書店、1953年 S・ラダクリシュナン, P・T・ラジュ編、『世界の人間論──八大思想にみる人間の探求』、勝部真長・広瀬京一郎編訳、全2巻、学陽書房、1978年 A・ポルトマン、『人間はどこまで動物か――新しい人間像のために』、(岩波新書433)、岩波書店、1961年 菅野盾樹、『人間学とは何か』、産業図書、1999年 L・スティーヴンスン、『人間本性にかんする七つの理論』、(フィロソフィア双書4)、未來社、1982年 存在 中村光世、『哲学にご用心──認識の謎を探る』、ナカニシヤ出版、1997年(第1章) ハイデッガー、「芸術作品の起源」、『杣径』、茅野良男/ハンス・ブロッカルト訳、創文社、1988年 山本幾生、『実在と現実――リアリティの消尽点へ向けて』、関西大学出版部、2005年 安藤孝行、『存在の探求――古代中世の存在概念』、公論社、1980年 安藤孝行、『存在の忘却――近世の存在概念』、行路社、1986年 死 浜崎盛康、『死と哲学の知――死を受け止めて生きるために』、ナカニシヤ出版、2000年 |