Session8 電磁気学入門



 第1集 クーロンの法則 (Coulomb's law)
〜クーロンは何を見つけたのか〜



1 はじめに

ー検証ー
「2つの小さな球に電荷を与えると、その間にはどんな力が働くでしょうか?」


 密閉したガラス容器の中に帯電球A,Bを入れてみます。


 2つの球が帯電していない時は、両球を接触させても互いに何も力を及ぼしません。
(ムービーを再生せよ)
 ところが、A球に電荷を与えて再びB球を接触させるとB球は反発します。
(ムービーを再生せよ)


「帯電したA球に接触したことでB球にも電荷が移り、何らかの反発力が生じているようです」



それでは…
(1)その力にはどんな性質があるだろうか?
(2)そこから何が言えるのか?

 1785年にフランスの物理学者クーロンさんは、以上の事柄について更に詳しく調べて、一つの法則を発見しました。
 どのようにして両球の力の性質を調べたのか見ていきましょう。




【1 はじめに】 【2 実験装置の説明】 【3 実験1】 【4 実験1の解析】 【5 実験2】 【6 実験2の解析】