2. 2次元イジング磁性体における常磁性-強磁性相転移
[ 第二章の説明 / 第二章の課題 ]
・課題2-1
  1. 第一課題の問題1を使ってプログラム2D.fを完成しなさい。
  2. 経路によって適切な初期状態をプログラム2D.fに書きなさい。
  3. また温度変化か磁場変化を決め不必要な所は「c」でコメントアウトしなさい。
  4. 出力dataは、「2D.out」にある。注 経路によって保存しておくと良い。
プログラムの出力は温度、外部磁場、磁化<>、帯磁率onespin、エネルギー<>、比熱onespinである。但し、帯磁率onespin、比熱onespinについての計算はApppendix Aの(A-3)、(A-5)式を参照。では実際に下図で示した経路1から4のような温度変化、外部磁場変化を行いそれぞれの示量変数(磁化、帯磁率、内部エネルギー、比熱)の温度変化、外部磁場変化をグラフ化せよ。

図2-1

結果例を見る



・ディスカッション&レポート課題2
 
 常磁性-強磁性相転移が外部磁場-温度相図上の1から4のどの経路の変化によって起こるか、転移点温度TCは何度なのか、また他の三つの経路はどの様なことが起きているのか理由を添えて述べよ。

(ヒント 上の図の太線と点はそれぞれCritical line、Critical End Pointと呼ばれ系の状態が変化する境界を示している。)

また次に示す「結果例を見る2」には、この課題を進めていく中で気づかれることの少ない側面について言及している。このシュミレーションにより可能な結果がほとんどであり、考察の材料としては重要なものを含んでいる。自分達が気づいていない切り口があるかもしれないので一通りの測定をやってみた後に必ず見てほしい。

結果例を見る2