超伝導体の磁化の温度変化の測定方法
(パターン2:磁場⇒cool)
- 実験装置の準備を行う。
- Cuクライオスタットを電磁石の中央に置き、バナナジャックをつなぐ。
温度センサ定電流源のOutput電源をNormに入れる。
電流値は100μ[A]
(温度センサ定電流源のOutput電源は、バナナジャックをつないでからNormにする。)
- サンプル棒の先に測定する高温超伝導体を取り付け、加振器にセットする。
- mainパネルから交流消磁を選択し、交流消磁を行う。
- mainパネルから温度Scanを選択する。
- 測定データを取り込むFile名を入力する。
設定値を測定間隔:1[sec]、初期設定値:3000[Oe]、変更磁場:0[Oe]、停止温度設定200[K]、温度センサ入力電流:100μ[A](温度センサ定電流源値確認!)と入力する。
- 加振器の振動電源をONにし、VIBRATING LEVELが0.50[mm]になることを確認する。
もし、0.50[mm]でなかったら、加振器のLEVEL ADJつまみを回し、調節する。
- 磁場極性変換スイッチを初期位置のS←Nにあわせ、外部磁場方向を正方向にして実行する。
3000[Oe]の磁場がかかっていることを確認する。
- ろうとと、小さなDEWER瓶を使って、Cuクライオスタットに液体窒素を入れる。
温度Scanパネルの時間-温度グラフを見ながら、77Kに下がるまで液体窒素を入れる。
(液体窒素を入れる時には、ろうとを上手く利用し、検出コイルには絶対かけないこと。ろうととサンプル棒の接触はなるべく避けること。)
- 温度が77Kに下がったことを確認したら、すぐに磁場変更スイッチをONにして、外部磁場を0[Oe]に下げる。
- 設定した停止温度で終了。
- 学生データフォルダの中の取り込んだデータのファイルをKaleida Graphで開き、測定データをグラフにする。
注!)片付ける際には、まずサンプル棒を抜く。
温度センサ定電流源のOutput電源をOFFにしてから、バナナジャックを抜く。
最後にCuクライオスタットをはずす。