東京理科大学 理窓博士会

祝!2015年ノーベル医学・生理学賞

理窓博士会会員の大村 智 北里大特別栄誉教授ら3氏が2015年のノーベル医学・生理学賞に選出されました。

大村先生は、山梨大学学芸学部をご卒業後、定時制高校の理科教員を経て 1963年に東京理科大学大学院理学研究科修士課程を修了され、 1970年に東京理科大学に提出した論文 「ロイコマイシン、スピラマイシン及びセルレニンの絶対構造」 により理学博士の学位を取得されました。 以来、微生物由来の天然有機化合物などの研究で多数の功績を挙げられ、 特に抗寄生虫薬の元となる化合物「エバーメクチン」の発見者として広く知られています。

今回の受賞理由は「寄生虫病に対する新しい治療法の発見」によるものです。 理窓博士会では同様の功績(医・薬・化・生物学界への貢献)を称え、 第38回学位取得者記念講演会・祝賀会(2000年7月15日開催)において 第2回坊っちゃん賞を贈呈いたしました。 また、大村先生からは「エバーメクチンの発見とその後の研究」と題して 受賞記念の特別講演を行っていただきました。

このように理窓博士会との関わりが深い大村先生のノーベル賞受賞を、 会員一同心よりお祝い申し上げます。