保坂 俊彰
Clostridium histolyticumゲノムDNAよりコラーゲナーゼ遺伝子を単離 し、塩基配列を決定した。3,354 bpからなり、コードされるタンパク質の推定分 子量は126.3 kDaであった。Glutathione-S-Transferase(GST)遺伝子の下流につ なげた発現ベクターより融合タンパク質を発現し、グルタチオンセファロース カラムで精製した。1 L培養あたり5.8 mg得られ、再度カラムにかけたところ 94%以上回収できた。このように、タンパク質工学において利用しやすいコラ ーゲナーゼを得る事に成功した。
次に各種方法で精製したPutPの結晶化を検討した。その結果、PutP単独より PutP-GST融合タンパク質の方が安定であった。しかし、精製標品を濃縮する段 階で、アグリゲーションを起こしていることがゲルろ過カラムにより明らかと なった。融合タンパク質精製標品の更なる安定化が必要であった。
以上、コラーゲナーゼのタンパク質工学による発現・精製法の確立を行った。 さらに大腸菌プロリン輸送タンパク質の結晶化条件の検討を行ったが、安定な 結晶化条件は未だ得られなかった。
Back to "Master Thesis" Home Page
"修士論文リスト"のページへ戻る