前田 伊都子
本報告では、V1の構造・機能解析を目的とし、E.hirae(腸内連鎖球菌) 発現A3B3D複合体(V1部分)の精製・結晶化と、E.coli発現A,Bサブユニット によるA3B3複合体の再構成を行った結果を報告している。
腸内連鎖球菌でのV1-ATPase(A3B3D)の大量発現系を用い、精製条件の最適化及び 結晶化を行った。しかし、解析できる良質の結晶は得られなかった。一方、当研究室 で再構成A3B3DGの構造解析が行われたため、A3B3DGの一分子観察を目的とした 再構成系の構築を試みた。E.coli 発現A,Bサブユニットを精製し、A3B3の 再構成に成功した。変異DG複合体を合わせたA3B3DGの再構成が次の課題である。
以上、本研究では、V1-ATPase(A3B3D)の構造解析およびA3B3DG再構成系の構築に 挑み、精製法の確立および再構成の一部に成功し、V-ATPaseの構造と機能の研究に 大いに貢献した。
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