2023年9月5日(火)、公益財団法人 服部報公会が報公賞2名を発表し、研究推進機構 総合研究院 蔡 兆申教授が選出されました。 報公賞は、独創性と発展性の見地から、工学の進歩への貢献度が特に顕著であると認められる研究業績に対して贈られ、2012年(第82回)には、本学 石川

2023年3月13日(月)、日本学士院が学術上の優れた業績を顕彰する日本学士院賞11名を発表し、研究推進機構 総合研究院 蔡 兆申教授が選出されました。 日本学士院賞は、1929年に創設された賞で、日本学士院が毎年授与する最高の学術賞の一つであり、優れた研究や学術的な業績を持つ人物に対して、学術賞を授与しています。受賞者は、各分野での卓越した研究や業績に対して選出されます。 過去には本学、本多 光太郎初代学長、真島 正市2代学長、菊池 正士3代学長、小谷 正雄4代学長、吉識 雅夫5代学長、藤嶋 昭9代学長のほか、大村

向井・朝永のインタビューが量子ICTフォーラムに掲載されました。 先進的アプローチで、超伝導量子コンピュータの可能性を拡張する 本連載では、日本で量子コンピュータ技術の研究開発において活躍する若手研究者の声から、量子コンピュータにまつわる様々な視点をお届けします。

朝永 顕成、 向井寛人、吉岡輝昭、 蔡 兆申の論文が Physical Review B に掲載されました。 Quasiparticle tunneling and 1/f charge noise in ultrastrongly coupled superconducting qubit and resonator この論文では、超強結合超伝導量子ビットと共振器における電荷揺らぎによる二重分割スペクトルとその分割幅揺らぎを実験的に観測したことを紹介します。

宮永崇史、 朝永 顕成、 伊藤輝、 向井寛人、 蔡 兆申の論文が Physical Review Applied に掲載されました。 Ultrastrong Tunable Coupler Between Superconducting LC Resonators 超伝導共振器の結合のための超強結合チューナブルカプラの研究論文です。この超強結合器は、RF超伝導量子干渉素子（SQUID）と直流SQUIDを可変接合とし、共振器とアルミニウム薄膜メアンダーラインで接続することにより、巨大結合定数を実現しています。

Sangil Kwon、 朝永 顕成、 Gopika Lakshmi Bhai、 Simon J. Devitt、 蔡 兆申の論文がJournal of Applied Physicsに掲載されました Gate-based superconducting quantum computing この論文では、ゲート型の超伝導量子コンピューティングシステムを理解して構築するための基本的な概念要素を紹介します。

2021年3月3日(水) 本学 理学部第一部 物理学科 蔡 兆申(ツァイ ヅァオシェン)教授が2020年度 朝日賞を受賞しました。 朝日賞は、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、日本の文化や社会の発展、向上に貢献した個人または団体に贈られるもので、今回、2021年1月1日付で4件5名が選ばれ、蔡教授は「量子情報技術の発展に資する超伝導量子ビットの創出」について、東京大学先端科学技術研究センター 中村 泰信教授とともに受賞しました。 主な功績に仁科記念賞、サイモン記念賞、GeneExpression量子イノベーター賞、応用物理学会超伝導分科会論文賞、未踏科学技術協会超伝導科学技術賞特別賞、応用物理学会解説論文賞、江崎玲於奈賞など。 2018年紫綬褒章を受章。

Yu Zhou、Zhihui Peng、Yuta Horiuchi、Oleg V. Astafiev、蔡兆申の論文がPhysical Review Appliedに掲載されました。 Tunable Microwave Single-Photon Source Based on Transmon Qubit with High Efficiency

学部生の並河凛さんが学内の卒業発表にて去年に引き続き、2年連続でポスター発表賞を受賞しました。 ポスターのタイトルは「トランズモン量子ビットの熱励起状態と残留励起状態の分布」です。 2019年度ポスター賞 並河凛 「トランズモン量子ビットの熱励起状態と残留励起状態の分布」 2018年度ポスター賞 白井菖太郎 「万能量子計算に向けたクロスレゾナンスシステムの実装」

向井寛人、坂田圭一、Simon J Devitt、Rui Wang、 Yu Zhou、中島幸人、蔡兆申の論文がNew Journal of Physicsに掲載されました Pseudo-2D superconducting quantum computing circuit for the surface code: the proposal and preliminary tests この論文では、量子コンピュータ開発における従来の３次元配線構造を擬似２次元配線構造(Pseudo-2D

このページでは、主にサンプル作成についてその概要を紹介していきます。まずは、トップ画像についてです。これはPCB（Printed Circuit

このページでは、私たちの研究に関連の深いCircuit QED（回路量子電磁力学）について説明いたします。 この分野の研究をされていない方には、Circuit QEDという言葉自体が聞きなじみのないものであると思われます。研究分野としても比較的新しい領域です。まずは、Cavity QEDについて説明いたします。 Cavityとは共振器をさしており、共振器と原子の相互作用の研究が、この領域のメインテーマとなります。図をみてください。共振器と原子、そしてパラメーターとして共振器中の光子崩壊率κ、及び原子の緩和率γが示されています。Cavity