理数系高校生のための数学基礎学力調査
COVID-19 緊急アンケート
今年度基礎学力調査に参加される高等学校の先生にご協力いただき、アンケートを実施しました。
数学科の授業に関するCOVID-19緊急アンケートにご協力いただきまして大変ありがとうございました。33名の先生にお答えいただき、公立・私立、すべての主要科目担当の先生がお答えくださいました。
おおまかな結果をご報告させていただきます。学びを止めない指導が教員の意志のもと進められおり、先生方の努力に心を打たれました。ICTを活用する授業が約9割の学校で実践され、様々な試みがなされていることが明らかになりました。ライブ双方向の授業はまだ少ないものの動画配信型の授業にも多くが取り組まれており、これからのさらなる工夫が期待されると思いました。
その一方で、ネット環境の整備、インフラ不足が指摘され、さらに先生方の準備の時間の多さ、ICTを活用した授業のシステムの操作法の習得などの問題点が浮かび上がりました。指導上の問題点としては、授業の進度の遅れや指導上の問題点を感じる先生が多く、また、生徒の理解度の把握に対する不安や基礎力や知識・理解の定着への問題点の指摘など、これからへの課題があることなどが浮かびあがってきております。初期の分析でこのような貴重な結果を得ることができました。
今回の調査におきましてはお忙しい中、ご協力いただき大変ありがとうございました。これから詳細に分析し、貴重な示唆をさらに得ていく所存でございます。重ねて御礼もうしあげます。
数学基礎学力調査委員会
はじめに
本研究所では,全国の高等学校に協力を得て,2005年より「数学の基礎学力調査」を実施しています.
この調査は,理数系高校生の基礎学力を調査するものです. 本調査で使用する問題は,過去の調査(IEA等)や高校の先生方によって 作成されたもので,出題内容についても問題作成委員会等で事前に検討しております. 調査の際には,問題を4種類(数学問題A~D,各セット11題構成)に分けて使用し,これらの問題セットを各協力校に送付する形でご協力いただきます.
調査結果につきましては,本サイト上で中間報告を公開し, 最終的な分析等は刊行物(後述)の形で報告しています. なお,これらの報告はプライバシー等に十分配慮した上で行っております.
最後に,この場を借りて,ご協力いただいている高等学校の関係者のみなさま, そして実際に調査に参加してくださった生徒のみなさんにお礼を申し上げます.
実施状況
実施番号 | 実施年度 | 協力学校数(校) | 受験者数(人) |
1 | 2005 | 42 | 2,237 |
2 | 2006 | 46 | 3,365 |
3 | 2007 | 58 |
4,575 |
4 | 2008 | 68 | 5,300 |
5 | 2009 | 45 | 2,900 |
6 | 2010 | 51 | 3,792 |
7 | 2011 | 54 | 4,084 |
8 | 2012 | 81 | 5,901 |
9 | 2013 | 92 | 6,032 |
10 | 2014 | 88 | 6,503 |
11 | 2015 | 88 | 6,185 |
12 | 2016 | 98 | 6,802 |
13 | 2017 | 110 | 7,522 |
14 | 2018 | 108 | 6,936 |
15 | 2019 | 108 | 7,020 |
16 | 2020 | 63 | 4,141 |
数学体験館
東京理科大学神楽坂キャンパス「数学体験館」にようこそ。
- 場所:東京理科大学神楽坂キャンパス近代科学資料館 地下1階
- 開館時間、休館日については、下記「理数教育研究センター」のサイトでご確認ください。
理数教育研究センター https://www.tus.ac.jp/mse/
LINK
東京理科大学
http://www.tus.ac.jp/
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理数教育研究センター
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教職教育センター
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東京理科大学数学教育研究会
http://smetus.sakura.ne.jp/
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