研究概論
当研究室では、がんの自然史を理解するための基礎実験研究と情報科学・統計解析を中心としたデータサイエンス研究を両輪とした研究を進めています。具体的には、がんの種(たね)となるがん幹細胞を標的とした下記のプロジェクトを進めています。
難治性がんの理解を通じた⾰新的な治療コンセプトの創出
- がん幹細胞の維持機構の解明
- がんの不均一性(がんを構成する多様ながん細胞)を生み出す機構の解明
- がん細胞の新たな転移機構の解明と転移阻害剤の開発に向けた研究
がんデータサイエンス医療の基盤形成
- がんマルチオミクスデータ解析を起点とした治療後の予後予測マーカーおよび薬物の標的分子の同定とがんの自然史における役割の解明
- 新たなデータサイエンス手法の確立