東京理科大学 理学部第一部化学科 教授

mail	ssaitors.kagu.tus.ac.jp
研究室URL	http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/sslab/
研究キーワード	インターロック化合物 遷移金属 触媒反応 大環状化合物 ロタキサン

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研究の概要・研究テーマ

　触媒反応を活用することにより、従来の合成法とは概念的に異なるインターロック化合物の合成法を確立するとともにこれまで合成困難であった新規インターロック化合物を合成したい。具体的には、様々な大環状金属錯体を合成し、環状錯体を用いたロタキサンの効率的な合成法を確立したい。また、触媒反応という利点を生かすことにより、マルチロタキサン、ロタカテナンといったインターロック化合物の合成を試みたい。さらにキラルインターロック化合物を合成し、機能性分子を創製したい。

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「新しいインターロック化合物合成法の開発」

　大環状金属錯体の触媒活性を利用し、ロタキサンやカテナンなどのインターロック化合物を容易に合成する新しい手法を開発する。

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「高次インターロック化合物の創製」

　新規合成法を利用し、[3]ロタキサンやロタカテナンなどの高次インターロック化合物を合成する。

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「キラルインターロック化合物の合成とその応用」

　クロスカップリング反応を利用し、キラルインターロック化合物を合成する新手法を開発すると同時に機能性分子の創製を試みる。

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研究業績

「1」

Saito, S.; Takahashi, E.; Wakatsuki, K.; Inoue, K.; Orikasa, T.; Sakai, K.; Yamasaki, R.; Mutoh, Y.; Kasama
T. J. Org. Chem., DOI: 10.1021/jo302800t.

「2」

Sato, Y.; Yamasaki, R.; Saito, S.
Angew. Chem. Int. Ed., 2009, 48, 504-507.

「3」

Saito, S.; Takahashi, E.; Nakazono, K.
Org. Lett., 2006, 8, 5133-5136.

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