草森研究室 東京理科大学 薬学部 細胞創薬学

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RESEARCH

研究概要

創薬における新しいモダリティである「細胞医薬」の開発を目的に、薬剤学やドラッグデリバリーシステム、細胞組織工学の技術を駆使して細胞を有効かつ安全な「クスリ」にする研究を行なっています。また、体性幹細胞やiPS細胞を用いて幹細胞の分化運命の制御や疑似組織の開発を行なっており、細胞に起因する生命現象の解明を試みています。さらには、細胞内小器官に着目し、ミトコンドリアを利用した疾患治療法として「ミトコンドリア医薬」の開発も行っています。

対象疾患:がん、糖尿病、肝不全、敗血症、貧血、リンパ浮腫など
再生組織:リンパ節、血管、神経、膵島など

Keywords:細胞医薬、ミトコンドリア医薬、再生医療、細胞治療、遺伝子治療、薬剤学、ドラッグデリバリーシステム、細胞工学技術、幹細胞、iPS細胞、オルガノイド、細胞シート、細胞スフェロイド、エクソソームなど

細胞医薬

生きた細胞を疾患治療に用いる細胞医薬の開発を行っています。

  1. 間葉系幹細胞を基盤とするドラッグデリバリーシステムの開発
    ➡︎ 間葉系幹細胞が炎症組織やがんに集積する特性を利用し、間葉系幹細胞を利用した疾患治療法の開発を行っています。間葉系幹細胞の機能化には遺伝子導入や細胞表面修飾を行っています。
  2. 細胞を利用した機能制御可能な遺伝子治療法の開発
    ➡︎ 細胞移植の安全性を向上するために、自殺遺伝子を利用した細胞増殖制御システムを開発しています。本法を利用して、機能制御可能な細胞増殖制御システムの開発にも成功しました。また、移植した細胞の生存期間を延長するために、細胞の最適なカプセル化研究にも取り組んでいます。
  3. ヒトiPS細胞由来オルガノイドを利用した疑似組織の開発
    ➡︎ Now updating
  4. 細胞シート化技術を利用した脈管系再生研究
    ➡︎ Now updating
  5. 細胞外小胞を利用した組織再生研究
    ➡︎ Now updating

細胞医薬に関する日本語の総説はこちら
Link1: https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/37/4/37_341/_article/-char/ja/
Link2: https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/38/1/38_31/_article/-char/ja/

細胞医薬に関する英語の総説はこちら
Link: https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/44/8/44_b21-00276/_article

ミトコンドリア医薬

細胞から取り出したミトコンドリアを用いた疾患治療法の開発を行っています。

  1. ミトコンドリア導入細胞/細胞シートの開発
    ➡︎ Now updating
  2. ミトコンドリアの機能評価/高機能化
    ➡︎ Now updating
  3. ミトコンドリアの体内動態解析/体内動態制御
    ➡︎ Now updating

その他

低分子化合物やタンパク質、核酸医薬、ナノ粒子、エクソソームなどを対象に、医薬品を必要な場所に、必要な時間、必要な量だけ送達する技術(ドラッグデリバリーシステム, DDS)の開発を行っています。

  1. 細胞増殖制御技術による純度の高い抗体産生細胞の開発
  2. エクソソームの機能化と疾患治療への応用
  3. 植物由来ナノ粒子の機能評価
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