■ 多結晶によるX線回折〜Powder Method〜
目的: 単色X線を粉末状の試料に照射して、結晶の構造を決定し格子定数を求める。
・実験課題
粉末状の試料(結晶)に単色X線を照射し、その透過光を平板フィルムで受けると「Debye ring」と呼ばれる同心円の干渉図形が得られる。
それを解析する事によって、結晶構造を調べる。
・原理
反射の起こる原理はLaue法と同じである。
ただ、今回は照射するのが単色X線でありλは固定されている。さらに試料は細かく砕かれた結晶の粒が
様々な方向を向いている状態なので、入射単色X線とある特定の角度関係になった面からのみ回折線が生じ、記録するフィルムには
同心円が写る。
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