
 
     ___:GP-IB
     ___:信号(電流源からの電流も含む)
     ___:冷却水
 
〔VSM磁化システム図〕
磁化システム
    
      - 振動システム
VSMは磁化した試料が振動することにより試料の磁化が分かる原理である。
試料は[15]のサンプル棒に取り付けられ、[14]の振動装置によっておよそ80Hzで振動する。[14]の振動装置は、[10]の加振器によって、振動の振幅・振動のON/OFFをコントロールされる。
[10]の加振器の電流源は[9]の加振器電流源から10[A]流れている。
[14]の振動装置は[17]のVSM用水道から[16]の分流器を通した水によって冷却されている。
   
 - 磁化読み取りシステム
VSMの原理より検出コイルに発生した磁化の大きさに比例した誘導起電力の大きさを試料の磁化として測定する。
検出コイルに発生した誘導起電力は微弱なため、試料を振動させる[10]加振器から参照信号を取り込んだ[5]のロックインアンプで測定し、その値はPC上で磁化電圧として読み取ることができる。磁化電圧を磁化の単位に直すキャリブレーションはNi標準試料を用いた必修実験で各自行う。 
                        
- [5]ロックインアンプ
 - 検出コイルに生じる誘導起電力を測定しています。誘導起電力が磁化値となるのでこのロックインアンプで磁化値を読んでいることになります。Reference信号は振動装置からとっています。
 - [9]電流源(加振器)
 - [10]の加振器に10[A]の電流を流しています。右側のVOLTAGEつまみを赤いランプがつくまでしっかりと回して下さい。
 - [10]加振器
 - サンプル棒の振動の振幅を操作します。振動電源を入れると、0.50の振幅になるように調節してあるので調節つまみは動かさないで下さい。
 - [14]振動装置
 - サンプル棒を振動させます。
- 上のサンプル棒固定部分でしっかり固定してください。
  - [15]サンプル棒
 - 下先には測定したい試料が取り付けられます。(ネジ式)上には振動装置にセットする時に必要な穴と磁場方向の矢印があります。印のついた穴で固定すると、矢印方向の磁場がかかります。もう一方の穴で固定すると、90度違う方向に磁場がかかります。
- 測定前にサンプル棒の上を見て、試料のどの方向に磁場がかかるかを確認するのが良いです。
  - [16]分流器
 - 振動装置と電磁石に水を分配している。ある程度水が流れていないと、[9]の加振器用電源に信号が出ません。分流器横の水量計の矢印まで水を流してください。
 - [17]VSM用水道
 - 右上の水道から分流器へ水を流してください。
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