- News -
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- 2025.10.10
(予定)- 東京理科大学理学部第二部独自のオープンキャンパス「夜力」において研究室紹介を行います link
- 2025.10.10
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- 2025.08.11
- 東京理科大学神楽坂オープンキャンパスにおいて本研究室大学院生による学科(研究)紹介および教員による研究室紹介を行いました link
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- 2025.05.27
- 東京理科大学オープンカレッジサイエンス講座「宇宙物理学へのいざない」にて宇宙論に関する講演を実施 link
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- 2025.05.20
- 2026年度版の東京理科大学大学案内にて本研究室の研究内容が紹介されました(14ページに掲載)link
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- 2025.05.01
- ポスドク谷口喜太郎さん,修士学生西村俊太さん,塚本直樹助教らとの論文をプレプリントサーバに公開 link
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- 2025.04.14
- 研究会"JOINT WORKSHOP ON GENERAL RELATIVITY AND COSMOLOGY 2025"における谷口喜太郎さん,西村俊太さんらの受賞が本学公式HPに掲載 link
- past news -
加瀬研究室のページにようこそ
本研究室では宇宙物理学における理論的な研究を行っています.特に,宇宙論・重力理論における未解決問題を最新の観測データを用いつつ解明することを目的としており,以下の二つのテーマを主軸としています.
- 暗黒エネルギーの起源の解明
暗黒エネルギーは現在の宇宙の組成比のうち大半を満たしていると考えられている未知の成分です.1998年に超新星の観測を通して現在の宇宙膨張が加速していることが発見され,その源として存在が仮定されました.最新の観測結果に基づくと現在の宇宙全体のエネルギーのうち約7割は暗黒エネルギーに占められていることが分かっていますが,その起源は未だ不明です.
- 一般相対論とそれを拡張した重力理論に基づくブラックホールや中性子星の研究
ブラックホールや中性子星は恒星が重力崩壊した後に形成される非常に重くコンパクトな天体であり付近に強力な重力場を形成します.2015年の初検出以降,このようなコンパクト天体が作る連星の合体現象によって発生した重力波(重力が時空をさざなみのように伝播する現象)が次々と観測されています.また,2019年にはイベント・ホライズン・テレスコープによってブラックホールの影であるブラックホールシャドウの撮像成功が報告されました.これら新たな観測は強重力場における物理法則の探査を可能とし,このような領域における一般相対論とそれを拡張した重力理論の検証の機運が高まっています.