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講義 lecture

無機化学3(化学科3年前期)

 多様な物理的性質の舞台となりうることや、材料開発などの実用的な観点からも重要な固体物性化学についての講義を行う。機能性物質開発の分野では、物質がどのように振舞うのかを理解するためのアプローチが必要であり、物質を開発し、その物理的・化学的な性質を調べ、なぜそういった性質が現れるのかを考えることで更なる物質開発にフィードバックしていくプロセスが重要になる。本講義では、特に物質の性質を決めるのに重要な役割を果たす“電子”の働きに注目して、伝導性、磁性、光学特性といった機能の面から物質を理解し、その性質がどのような化合物において実現されているのか、概観できるようにすることを目標とする。

無機化学3講義資料

無機化学2(化学科2年後期)

 無機化学1に引き続きアルカリ、アルカリ土類などの典型元素や遷移元素を含む、金属元素の化学について学ぶ。前期の前半では、概論として電子構造から見た原子の構造、そこから導かれる周期的な性質の全体像、結合の形成から分子軌道を経て配位化学や結晶構造に至るまでを概観する。前期後半から後期にかけて金属元素の各論に入るが、電子構造の類似した族を基本として理解を進める。具体的にはアルカリ、アルカリ土類といった典型金属元素について最初に学び、d電子の多様な性質を説明できる配位子場について理解を深めながらdブロックの遷移金属を扱い、最後にfブロック元素(および、放射性重元素の概略)に触れる。このような知識を踏まえ、研究につながっていくような最近の固体化学、有機金属化学、生物無機化学の話題についての基礎を確立することを目標とする。

無機化学2 講義資料

無機化学演習(化学科1年(オムニバス))

 2年次の分析化学につながる統計データ処理の初歩について講義を行う。

無機化学演習 講義資料


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