東京理科大学 創域理工学部 生命生物科学科 中島研究室
研究目標
私たちの研究室では、ユニークな構造を持つ糖鎖に作用する酵素の機能解析、応用利用を目指した酵素を用いた糖鎖の大量合成法の開発、タンパク工学と構造生物学的手法を用いた機能と構造の相関の解明、変異導入による基質特異性の改変と新規糖鎖の合成を行っています。
また、様々な脱水素酵素の比較解析を通じて様々なタンパク質設計法を確立し、タンパク質工学の基盤をつくることも目指しています。

学部学科名称は2023年度より創域理工学部 生命生物科学科に変更されました。
(2022年度まで理工学部 応用生物科学科)
新着情報
         
2025.7.19 元内省さんが日本応用糖質科学会東日本支部 若手奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
リンク
2025.7.8 Protein Scienceに掲載された論文によって創設されたGH192GH193GH194の3個のファミリーがCAZyデータベースに公式に公開されました。
2025.5.29 日本応用糖質科学会誌に“多様化する GH186 の反応機構の中から見つかったアノマー反転型 transglycosylation”が発表されました。(総説)
リンク(会員のみ)
2025.5.24 系統的に新規な糖質加水分解酵素のグループを3個発見した論文がProtein Scienceに掲載されました。
論文、プレスリリース(日本語版英語版)、日本の研究
2025.5.1 酵素工学ニュース (93号)にトピックスが掲載されました。(会員限定)
β-1,2-グルカンというユニークな領域からの新規な糖質関連酵素の探索
2025.3.18 元内 省さんが創域理工学部長・創域理工学研究科長表彰に選ばれました。
本日は卒業式、みなさんご卒業おめでとうございます。
2025.3.14 元内 省さんが2024年度のPF-UA学生論文賞を受賞しました。
これは放射光施設を利用して得られた研究成果が対象となっている賞です。 JACSに掲載された植物病原菌(Xanthomonas属)の病原性に重要な環状糖の合成酵素を発見した論文が受賞となりました。
2025.2.20 β-1,2-グルカンを環状化する新規酵素についてのMini reviewが Applied Microbiology and Biotechnology に掲載されました。
論文
2025.2.19 学科の卒研発表会で中島研のみなさんが発表を行いました。
2025.1.16 中澤裕さん(2022年度 修士課程修了)が筆頭の論文が Communications Biology に掲載されました。β-1,2-ガラクトオリゴ糖という珍しいオリゴ糖を特異的に分解する腸内細菌由来の新規酵素の機能と構造をこの論文では報告しています。
論文、プレスリリース(日本語版英語版)、日本の研究))
2024.12.17 元内さんが執筆した記事(タイトル:細菌が広く共生,病原性のために合成する糖鎖の合成酵素ファミリーに関する構造生物学的洞察)が日本結晶学会誌の最近の研究動向に掲載されました    記事へのリンク
2024.9.24-27 大学院生の元内省さんが日本応用糖質科学会でのシンポジウムで彼の発見した新規ファミリーGH186について発表を行い、質疑応答が大いに盛り上がりました。
2024.7.19 当研究室の卒業生で政池研の田中信清助教(-2023年度)が 日本応用糖質科学会 東日本支部 若手奨励賞を受賞しました。
大学HPX (Twitter)
2024.6.20 中島准教授が Medical University of Graz, Austria にて Exploration of new carbohydrate-associated enzymes のタイトルでセミナーを行いました。
2024.6.19 植物病原菌(Xanthomonas属)の病原性に重要な環状糖の合成酵素を発見した論文が JACS に掲載されました。この酵素の糖転移反応は、糖鎖の新たな合成パターンを提供する非常に基盤的な反応メカニズムの解明です。また、この鍵酵素の発見は病原性のメカニズム解明への大きな一歩です。
論文X(twitter)、プレスリリース(8月1日) (日本語版英語版)、日本の研究(8月1日)
2024.5.5-8 ベルギーで行われた国際学会(Carbohydrate Bioengineering Meeting 15th)で元内さんが口頭発表(ショートトーク)& ポスター発表、中島が口頭発表を行いました。
学会の様子
2024.5.3 日本農芸化学会2024年度大会において、植物に対する病原性に重要な糖鎖を合成する新規酵素の発見についての元内省さんの発表がトピックス賞に選ばれました。  大学HP X(twitter)
2024.4.23 共同研究者の糖結合モジュールの新規な機能と構造に関する論文が Nature Communications に掲載されました。 論文
2024.4.21 春のオープンキャンパスが行われました。 リンク(X)
2024.2.26-28 新配属生を迎え、研究室で卒研発表を行いました。
リンク(学科全体からの発表会の写真)
2024.2.8 β-1,2-グルカンをオリゴ糖に分解する酵素の新規ファミリー(配列の類似性に基づく系統分類のグループ)を配列、機能、構造の複合的な解析により複数発見した論文をbioRxiv に投稿しました。
リンクX(twitter)
2024.2.1 微生物の共生や病原性にも関わる環状糖(環状β-1,2-グルカン)の合成に関わる酵素の環状化のメカニズムを明らかにした論文がApplied Microbiology and Biotechnology に公開されました。
論文X(twitter)プレスリリース日本の研究海外メディア記事
2023.11.28 多くの主要作物に対する病原菌Xanthomonas属の細菌からその病原性に必要な環状糖の合成酵素を発見しました。(bioRxivへの投稿)
これまでにないタイプの酵素反応を触媒する酵素でもあり、糖鎖合成への酵素利用の可能性の幅を大きく広げたといえます。
リンクX(twitter)
2023.10.31 微生物の共生や病原性にも関わる環状糖の合成に関わる酵素の糖鎖環状化のメカニズムを明らかにした論文をbioRxivに投稿しました。
リンクX(twitter)
2023.10.16 大腸菌のペリプラズム糖鎖生合成系のタンパク質が新規グループの糖鎖分解酵素であること発見した論文の内容がプレスリリースされました。
日本語版英語版X(twitter)
2023.9.27 元内省さんが日本学術振興会特別研究員 DC2 に採択されました。
2023.9.21 大腸菌のペリプラズム糖鎖生合成系のタンパク質が新規グループ(GH186)の糖鎖分解酵素であること発見した論文が Communications Biology より公開されました。
リンク
2023.8.11 夏のオープンキャンパスが行われました。
体験企画は「蛍光顕微鏡によるバイオイメージングの世界」
研究室紹介ツアー:在校生が学科の多様な研究や大学生活など紹介
2023.7.5-7 日本蛋白質科学会(PSSJ)(名古屋)に参加 学会発表リスト
2023.4.23 春のオープンキャンパスが行われました。 大学HP  Twitter
2023.4.13 新入生オリエンテーションが行われました。 オリエンテーションの様子
2023.4.1 4月1日より学部学科名称が「創域理工学部 生命生物科学科」となりました。
学科オリジナルHP
2023.3.31 大腸菌由来の新規な糖質加水分解酵素の発見についてbioRxivに投稿しました。
リンク Twitter
2023.3.21 4月23日(日)に春のオープンキャンパスが行われます。事前申込フォームより申し込みが必要なイベントが一部あります。
2023.3.19 卒業式、卒業証書授与式が行われました。みなさんの今後のご活躍を楽しみにしています。
2023.3.14-17 日本農芸化学会2023年大会に参加(オンライン)学会発表リスト
 
2023.2.28-3.1 新配属生を迎え、研究室で卒研発表を行いました。
2023.2.20 朽津研、古屋研、倉持研、政池研と合同で卒業研究発表会を行いました。
2023.2.16 アッパーオーストリア応用科学大学より教員、学生が農理工学際連携コースの研究室を訪問しました。 中島研にも学生が訪れ研究内容や設備の説明を通して学生どうしの交流が行われました。
訪問の様子
2022.12.21 2022年度 農理工学際連携コースのコース発表会が行われました。
他学科の学生との異分野交流を行うとともに、企業、学術分野で活躍されている卒業生にご講演いただきました。
コースHP新着情報
2022.12.3 令和4年度 日本応用糖質科学会東日本支部ミニシンポジウム
「千葉県における食と農の研究開発〜多糖・微生物研究から食品開発まで〜」
東京理科大学 野田キャンパスにて 13時より
リンク   参加登録はこちらからできます(11/25まで)
2022.11.1 β-1,2-グルカンと関連酵素についての総説論文を発表しました。
論文リンク読めない場合はこちら
2022.9.1 元内省さんが日本応用糖質科学会2022年度(第71回)大会にてポスター賞を受賞しました。
大学HP記事リンク日本応用糖質科学会
2022.6.25 一部研究に参加させていただいた大谷研究室(2016年まで学科研究室)の研究成果がScience immunologyに掲載されました。
論文リンク英語紹介記事
2022.4.25 生物工学会誌にプレバイオティクスに関する紹介記事が掲載されました。
2022年4月号
2022.4.24 2022年度春のオープンキャンパスが開催されました(野田キャンパス)(リンク
模擬講義では研究室の最先端研究の紹介、研究室見学では蛍光顕微鏡を使ったバイオイメージングの世界の体験が行われました。
2022.2.22 学科の卒業研究発表会が行われました。中島研は朽津研、西浜研、倉持研、古屋研、政池研と合同のセクションで発表しました。
発表会の様子
2022.1.20 β-1,2-グルコオリゴ糖に作用する新規酵素の機能と構造についての論文がJournal of Biological Chemistryに受理されました。
リンクTwitter、 プレスリリース(日本語版 英語版 Twitter
2021.12.15 農理工学際連携コースのコース発表会が行われました。
他学科の学生との異分野交流を行うとともに、企業、学術分野で活躍されている卒業生にご講演いただきました。
TwitterコースHP新着情報
2021.11.9 農理工学際連携コースのコースゼミ(星空ゼミ第4回)が行われました。
Twitter理工学部HPコースHP新着情報
2021.10.13 農理工学際連携コースのコースゼミ(星空ゼミ第3回)が行われました。
Twitter理工学部HPコースHP新着情報
2021.9.23 β-1,2-グルカンの重合度の評価法の開発についての論文がAnalytical Biochemistryに掲載されました。論文
2021.7.19 オープンキャンパスの特設サイトにて研究室紹介動画がアップロードされました。
2020.9.28 中島准教授が農理工学際連携コースの星空ゼミで発表を行いました。リンク
2020.6.8 中島准教授が日本応用糖質科学会令和2年度奨励賞を受賞しました。
2020.4.1 2020年度より田口研究室を引き継ぎ中島研究室が始まりました。








以前の情報
open
2020.2 中島将博講師が第21回 酵素応用シンポジウム 研究奨励賞を受賞しました。
2019.6.12 β-1,2-グルカンの新規な大量合成法にについての論文がBioscience Biotechnology and Biochemistryに公開されました。論文
2019.3.30 新規配列を持つ糖加水分解酵素の機能と構造についての論文がJournal of Biological Chemistryに公開されました。論文
この論文についてプレスリリースを行いました。日本語版英語版はこちらから
2018.8.27 マンデル酸脱水素酵素の基質との複合体構造についての論文がBiochemistryに公開されました。論文
2018.8.25 β-1,2-グルコオリゴ糖の比色定量法についての論文がAnalytical Biochemistryに公開されました。論文
2018.8.12 ソホロース誘導体の有機合成についての論文がCarbohydrate Researchに公開されました。論文
2018.7.3 β-1,2-グルカンからソホロースを生成する新規酵素の発見の論文がBiochemistryに公開されました。論文
2018.4.20 β-1,2-グルカン代謝に関わるABCトランスポーターの機能と構造の論文がJournal of Biological Chemistryに公開されました。論文
2017.11.24 腸内細菌由来のβ-1,2-グルカン代謝に関わるβ-グルコシダーゼの機能構造解析の論文がFEBS lettersに公開されました。論文
2017.3.18 D型マンデル酸脱水素酵素のNADHと基質類似体との複合体構造についての論文がBiochemical and Biophysical Research Communications (BBRC)に受理されました。論文
2017.3.10 学生実験後期 写真投稿しました。(Facebook)
2017.3.7 新しい配列を持つ糖加水分解酵素(β-1,2-グルカナーゼ)の同定、機能と構造についてJournal of Biological Chemistryに論文が公開されました。新しいGH番号が付与されます。論文
2017.2.15 糖質加リン酸分解酵素(1,2-β-オリゴグルカンホスホリラーゼ)の機能と構造の関わりについてScientific reportsに論文が公開されました。論文
2016.9.15 田中信清さん、田口研卒業生の阿部紘一さんが日本応用糖質科学会平成28年度大会にて同時にポスター賞を受賞しました(Facebook)
2016.7.22 田口研卒業生の阿部紘一さんが田口研テーマの研究で日本応用糖質科学会 東日本支部 若手奨励賞を受賞しました(Facebook)
2016.2.17 β-1,2-グルカン関連のGH3 β-グルコシダーゼの機能構造解析の論文がPLOS ONEに公開となりました。論文
2015.10.30 学生実験後期 第1回写真投稿しました。(Facebook)
2015.10.26 研究室ゼミ旅行に行きました。
2015.2.27 新しい卒研生を迎え、メンバーが新しくなりました。
2015.1.27 β-1,2-グルカン大量合成の論文がJournal of Applied Glycoscienceに公開となりました。論文
2014.11.7 L型乳酸脱水素酵素アロステリック機構に関する論文がJournal of Biological Chemistryに公開となりました。論文
2014.10.28 D型乳酸脱水素酵素の酵素機能に関する論文がAMB expressに公開となりました。論文
2014.10 β-1,2-グルカン関連のGH3 β-グルコシダーゼの結晶化の論文がActa Fに公開となりました。論文
2014.3.19 "1,2-β-Oligoglucan Phosphorylase from Listeria innocua." がPLoS Oneに掲載されました。論文
2014.2.28 新しい卒研生を迎え、メンバー一覧を新しくしました。
2014.1.22 糖質関連酵素の研究内容にリンクを貼りました
2013.10.10 学生実習、研究室旅行の写真をアップロードしました。