3 実験1 ビオ−サバールの法則(2)
〜直線電流のまわりの磁場を詳しく調べる〜


 検出コイルを直線電流のまわりに様々な方向へ向けることで、直線電流のまわりには電流を回転するような磁場ができることがわかりました。
 では、どのような時にその誘導起電力(磁場)は増減するのでしょうか?


一定の電流量を保ちコイルを
直線から遠ざけてみる

 電流量を変えずに、検出コイルを直線から遠ざけてみましょう。
 ここでは定量的な話は抜きにして、純粋にオシロスコープに出力される誘導起電力の変化を見てみることにします。直線からの距離が遠くなると、その変化に伴って誘導起電力も小さくなっています。
(ムービーを再生せよ)


検出コイルの位置は変えずに
電流量を大きくしていく

 今度は検出コイルの位置を一定に保ち、直線電流の値を変えてみましょう(装置の関係上、電流の値を変えている画は撮れませんでした)。
 電流量が増すにしたがって、オシロスコープに出力される誘導起電力が大きくなる様子が見られます。
(ムービーを再生せよ)


ー疑問2ー
 直線電流の電流量や、測定点の位置を変えると磁場の大きさは増減した。
 「電流量や直線からの距離と磁場における定量的な性質は?」



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