学生物理学実験で関わった実験題目

30年以上にわたり在職していると、物理学科の実験系教員として下記の物理学実験群において、新しい題目を導入し、テキストを改編し、またそれらを葬ってきたので、その記録をここに残しておくことにします。 2023前期
10GHzのXバンドのマイクロ波を楽しめる実験として前任者から引き継いだものですが、MoodleベースのLMS(本学ではLETUS(レタス)と呼ばれています)が2011年度から導入された際に、今ではあたりまえの動画による説明ビデオクリップなどを導入したメディアリッチな電子テキストを導入したものです。左記のWebの「開発のあゆみ」を眺めると懐かしいですね。

概要に「(普段耳にする音(声/携帯電話着信音/モノコード)や(ソフト的に)発生させた様々な波形(SIN波、三角波、短形波、etc)を耳で聞き、その波形を(ソフト)オシロスコープで目で見ながら、波形解析汎用ソフトを用いてフーリエ分解し、それをまたフーリエ再合成する実験であり、言わば『フーリエ解析』(数学)の内容を音を用いて体感する実験として導入されました。 左記のWebの「開発のあゆみ」を眺めると懐かしいですね。2003年度の準備期間を経て、音の分析(2004年度〜2008年度)・音のフーリエ解析(2009年度〜)と開発を重ねてきましたが、用いていた波形解析汎用ソフト「SignalScope Pro2」(Faber Acoustical, LLC)のライセンスにもとづくActivationができなくなったため、大変残念ですが2022年で廃題目とすることになりました。この題目はそれなりに人気もあり長らく使われてきたので残念ですが、次世代の学科メンバーにより、より相応しい題目として復活されることを願っています。 2023-3月