研究室紹介

本研究室は、2022年に設置されたフレッシュな研究室です。
「人間を知り、ロボットを賢く」を基本方針に、人間の動きやその仕組みを知るとともに、その知見を活かして人とスムーズにインタラクション (情報・モノのやりとりや協調)するロボットとその知能を創り出す研究を行います。

インタラクティブ・サイバーフィジカルシステム

サイバー(デジタル)空間では、現実の世界を再現する「デジタルツイン」を使ったシミュレーションでいろいろな理論を試せます。現実のフィジカル(物理)空間では、ロボットを人間の「フィジカルツイン」として位置づけ、実験を行って理論を確かめ、さらにシミュレーションの性能を上げることができます。これら両方を活用して、人間の理解、ロボットの知能の向上を目指します。

ヒューマノイドを通して人間の理解を深める

当研究室では、ロボットの中でもヒューマノイドを研究の中心に置いています。人に形が近いヒューマノイドは、複雑なロボットであるだけでなく、人間を理解する絶好のツールです。人が当然のように行っている動きを、ロボットで行うのは簡単ではありません。そこで人間の動きを測り、理解することが重要になってきます。人間の動きの原理の仮説を立て、それをヒューマノイドを使って確かめます。それをさらに複雑な行動の理解や予測に発展させ、人間とスムーズにインタラクションするロボットの開発につなげたいと考えています。

「当たり前」に疑問を持ち、身近なことに潜んでいる興味深いテーマを見出して、ロボットを使って解決していく研究に取り組んでいきます。 意欲ある学生の皆さんの参加を待っています。