Research

研究内容

光活性型希土類錯体

希土類錯体は強い発光性を示すことから、様々な発光性表示材料に利用されています。一方で希土類錯体には強発光性以外の2次的な機能性を付与することが検討され始めています。我々は最近、光照射によって発光性を発現する光活性型希土類錯体を発見しました。この錯体は本来非発光性ですが、光照射を行うと配位子部分で光反応が進行し発光性を示すようになります。光書き込みによる発光パターンの作成が可能であり、今後の光セキュリティー技術への応用展開が期待されます。

Chem. Commun 2017, 54, 6748-6751.

動的超分子錯体

イミダゾールを配位部位としてもつ架橋型配位子が亜鉛イオンと段階的な超分子形成を行うことを見出しました。この架橋型配位子は亜鉛イオンの濃度によって自発的に錯体構造を変化させる動的超分子として振舞います。今後このような超分子形成の他段階性を利用した発光センサー等の応用が期待されます。

Chem.-Eur. J. 2014, 20, 15159-15168.
Chem. Commun. 2015, 51, 10103-10106.