宇宙放射線研究室について

当研究室では,パルサーやブラックホールなど宇宙空間にある様々な天 体からの高いエネルギー光子(宇宙X線・γ線)を観測し,宇宙で実際に お こっている高エネルギーの物理現象を探求しています.
我々の研究室では,X線天文衛星(宇宙望遠鏡)に搭載することを目的と して,X線CCD(Charge Coupled Device)と 、次世代のX線検出器であるX 線用SOI(Silicon on Insulator)の開発を行っています。 これらの研究 は,宇宙航空研究開発機構(JAXA),大阪大学,京都大学,立教大学,宮 崎大学,理化学研究所,マサチューセッツ工科大学(アメリカ) など国 内外の大学・研究機関と共同で研究を行っています.2023年9月7日には, 我々の研究室も開発に携わったX線CCD(Xtend)を搭載したXRISM衛星が打 ち上がり観測をスタートさせています。 また、JAXA、理研と月周回国際宇宙ステーションGatewayへの搭載を目 的とした宇宙放射線モニターの共同開発を行っており、当研究室は宇宙 放射線の到来方向を決めるためのSi Strip 検出器の開発を担当してい ます。 さらに、宇宙観測用のX線検出器の開発で培ったノウハウを活かして、 本学生命医科学研究所と東大IPMUと共同でα線核医学療法用のイメージ センサーの開発にも着手しております。 現在,当研究室が携わっている衛星プロジェクトは,「XRISM衛星」,「すざ く衛星」, 「ひとみ(Hitomi)衛星」,「JEDI衛星」,「PhoENiX衛星」にな ります。

理科大のRESARCHに当研究室の研究の様子(27-32秒くらい)を取り上げて頂きました。

また、Telescope Magazineに取材を頂いていますので、参考に読んで頂ければと思います。
当研究室に興味がある方は,是非一度見学に来てください.

在学生の皆さんへ

在学生の方で研究室の見学や,3年生時のプレ卒研ゼミ、4年生や大学院 の進級、進学先として当研究室にご興味のある方、ご相談のある方は、 こちらへ。

更新情報・お知らせ

2024/4/1
2024年度の大学院生が9名、卒業研究生が8名配属されました。1年間よろしくお願いします。NEW

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