FOR STUDENTS / LAB LIFE
学生の皆様へ。
幸村研究室の日々の研究生活について紹介します。

研究室での生活は、たんに忙しいかどうかだけではなく、その時間が、自分の力をどれだけ伸ばしてくれるかが重要だと考えています。 幸村研究室では、ゼミや進捗発表でしっかり議論しながらも、日々の研究時間は比較的自分で設計できます。 ここでは、学生へのメッセージ、週間予定、年間予定、そして配属後にどのように成長していくのかを紹介します。

MESSAGE

まずは、研究室の考え方から。

教員と学生が一緒に考え、時には悩みながら、協力して研究を進めることを大切にしています。 長時間拘束よりも、「自分で考え、相談し、前に進める力」を重視しています。研究は本気で、でも無意味に忙しい研究室にはしたくない、というのが基本的な考え方です。

配属後の流れ

4年生は、配属後3〜4か月のあいだに、研究活動の基礎知識や基礎的な技術 (Linuxの使い方、プログラミング、天体データ解析、宇宙望遠鏡に搭載するX線検出器を用いた実験の基礎など) を身につけます。7月頃に研究テーマの希望調査と面談を行い、観測的研究または検出器開発のテーマを決めます。

大学院生は、4年生のときから従事している研究テーマをさらに発展させ、学会発表や論文執筆へとつなげていきます。 特にX線検出器開発では、大阪大学、京都大学、宮崎大学、東京大学、JAXA、理化学研究所、KEK、 浜松ホトニクス、ラピスセミコンダクタなど国内の大学・研究機関・企業と共同研究を行っています。 海外の大学・企業との共同研究に参加する機会もあります。

基礎から学べる 共同研究に参加 学会発表へ発展 観測と開発の両方に触れられる
忙しさの考え方

毎日が過密というわけではありません。ただし、ゼミや進捗発表、学会前にはしっかり準備が必要です。

裁量の大きさ

日々の研究・解析・実験は、比較的自分で計画を立てて進めやすい時間も多くあります。

向いている人

自分で進めながら、必要なときに相談できる人。

WEEKLY SCHEDULE

1週間の研究活動の予定

前期・後期ともに週間の基本構成は大きくは変わりません。 学会・研究会の前、修士論文発表前・卒業研究発表前、論文締切前は一時的に忙しくなりますが、毎日が過密というわけではありません。

曜日・時間 主な内容 忙しさ
月曜 3限 研究・データ解析・実験・個別相談 ★★★☆☆
月曜 4限 4年生研究体験ゼミ(4月〜7月初旬) ★★★☆☆
火曜 2限(か3限) 4年生輪読ゼミ「Astrophysical Processes」 ★★★★☆
水曜 2限 大学院生輪読ゼミ「Radiation Detection and Measurement」 ★★★★☆
水曜 3限 研究室全体の研究進捗発表 ★★★★☆
木曜 3限 Newspaper / Paper report(最新の論文紹介) ★★★☆☆
その他の時間 各自、研究活動(データ解析・実験・自主勉強) ★★★☆☆
この研究室のリアル

ゼミや進捗発表のある日は、準備と議論が必要です。研究日には、解析や実験を自分で組み立てて進められます。

一言でいうと

「毎日忙しすぎるということでもなく、緩すぎもしない」。研究の本気度と、学生の裁量の両方を確保することを目指しています。

YEARLY SCHEDULE

1年を通してみると、こんな流れです。

4年生は配属後、7月初旬まで研究活動の体験、7月中に研究テーマ決定、その後、研究生活をスタート、2月末から3月初旬の卒業研究発表会と卒論提出となります。 大学院生は、年2回程度大学院輪講で発表することに加えて、研究成果を適切なタイミングで査読付き論文として発表すること、1年に1~2回程度の国内外での学会発表することを経て 2年目には修士論文発表会、修士論文の提出となります。また、研究テーマによっては国内研究機関で研究を行う機会もあります。

春〜夏

4月 研究室配属/新入生歓迎会/研究開始
6月 秋に開催される各種学会の講演申し込み(大学院生)
7月 研究テーマの決定(4年生)
8月 夏のオープンキャンパスの研究室紹介、研究室合宿(立教大学・理化学研究所と合同で研究発表)/「天文・天体物理若手夏の学校」での発表(大学院生)
9月 日本物理学会/日本天文学会/応用物理学会での発表(大学院生)

秋〜年度末

10月 インビボイメージング研究会/量子イメージング研究会での発表(大学院生、4年生)
11-12月 SOIPIX研究会/XRPIX研究会での発表(大学院生、4年生)
12月 春に開催される学会の講演申し込み(大学院生)/忘年会
1月 宇宙科学シンポジウム/放射光学会での発表(大学院生、4年生)
2月 修士論文発表会、修士論文提出、修論お疲れ様会
3月 日本物理学会/日本天文学会/応用物理学会での発表/卒業研究発表会、卒業論文提出、卒論お疲れ様会、1年間お疲れ様でした会
GROWTH

配属後、こんなふうに成長していきます。

最初の数か月

研究背景を学び、論文の読み方、Linux、プログラミング(C++、python)、データ解析、実験装置の扱い方に慣れます。

半年後

自分で解析や実験の段取りを立て、ゼミやミーティングで議論できるようになります。

1年後

研究の問いを自分の言葉で説明し、卒研発表や学会発表に向けて研究をまとめられるようになります。

研究室選びで大切なのは、「忙しいかどうか」だけではありません。
その時間が、自分の力をどれだけ伸ばしてくれるか。幸村宇宙放射線研究室は、 「考える時間」と「伸びる機会」の両方を確保できる環境を目指しています。