(7)2006年度のTAによる採点時の経験から、assignment課題の解答を作成する際の書き方心得を以下にまとめてもらいましたので、良く読んで、より望ましい解答を作成できるよう頑張ってみてください。

★Assignment書き方心得
Pasted Graphic
(2005-2006年度TA 穐本氏よる)

(1) 問題は良く読む
・もちろん出題の意図とは異なる別解もありですが,その場合はより丁寧に書きましょう。

(2) 読み手(採点者)に伝わるように書く
・数式の羅列だけで日本語(英語)の無い解答は,どこが論理のスタートでゴールなのか分かりません。
・何が前提であり,どこまでが数学であり,どこに物理があるのか,日本語(あるいは英語)で補いながら,はっきり書いて下さい。
・適当な日本語を書けば良いという訳ではなく,相手に自分の考えを伝えるような書き方をしてください。
・説明に関して丁寧過ぎるということはありません。
・数式,日本語,英語問わず字は丁寧に。上手い下手ではありません。
・正しい答えが記されているのかどうかが最重要なのではありません。
・計算が間違っていても,論理が正しければ,その逆よりはるかに良いです。

(3) 少し技術的なこと
・電磁気学はベクトルとスカラーを扱います。「ベクトル=スカラー」という式を見たら気持ち悪さを感じましょう。
・ベクトルには向きがあるのだから,どこを向いているか示しましょう。
・ベクトル場について,ベクトル形式のまま計算するのか,成分で計算するのか,はっきり宣言しましょう。成分で考えるときは原点を設定することを忘れずに。
・言葉に踊らされてはいけません。「対称性から××」という言葉ですべてを片付け,論理を停止させるのは禁止です。
・記号の定義は最低限しておくべきです。
・数学公式を使ったなら,その旨を明記し,出来れば教科書を引用してください。

(4) 実感として思うこと(ここは冗談です)
・他人のを写したのなら「誰々の解答を写しました」と書いてくれると採点がラクです。