若手渡航支援

若手渡航支援件数(年度別)

年度 件数 備考
2019 9 2019年12月現在
2018 13  
2017 14  
2016 13  
2015 17  

若手渡航支援による共同研究論文

  • *Rymen, B., Kawamura, A., Lambolez, A., Inagaki, S., Takebayashi, A., Iwase, A., Sakamoto, Y., Sako, K., Favero, D. S., Ikeuchi, M., Suzuki, T., Seki, M., Kakutani, T., Roudier, F., and *Sugimoto, K. (2019) Histone acetylation orchestrates wound-induced transcriptional activation and cellular reprogramming in Arabidopsis. Commun. Biol., 2, 404 (15 pages).
    https://www.nature.com/articles/s42003-019-0646-5

    Ikeuchi, M., Shibata, M., Rymen, B., Iwase, A., Bagman, A.-M., Watt, L., Coleman, D., Favero, D. S., Takahashi, T., Ahnert, S. E., Brady, S. M., and Sugimoto, K. (2018) A gene regulatory network for cellular reprogramming in plant regeneration. Plant Cell Physiol., 59, 770-782.
    https://academic.oup.com/pcp/article/59/4/770/4850772

    Peterson, J., Inoue, S., Kelly, S. M., Sullivan, S., Kinoshita, T., *Christie, J. M. (2017) Functional characterization of a constitutively active kinase variant of Arabidopsis phototropin 1. J. Biol. Chem., 292, 13843-13852.
    http://www.jbc.org/content/292/33/13843

2019年度

共同実験実施のための海外派遣

松永班の澁田未央が2019年11月24日-12月15日の日程で、オーストリアのIBM、共同研究の打ち合わせのためにチェコ・オロモウツIEBのProf. Ales Pecinka研究室、SEB meeting出席のためにスペイン・マドリッドを訪問しました。

写真:Ales Pecinka博士、オロモウツIEBにて
Ales Pecinka博士、オロモウツIEBにて
写真:SEB meetingでの発表の様子
SEB meetingでの発表の様子
 

山口班の山口暢俊が2019年10月14日-22日の日程で、アメリカ・ペンシルバニア大学Doris Wagner研究室を訪問しました。
ペンシルバニア大学では、花の発生を制御する転写因子の結合をゲノムワイドに解析するChIP-seqのデータ解析を行いました。今後共同研究を継続して、論文として公表することを目指すことになりました。
写真はペンシルバニア大学と、Doris Wagner教授とラボメンバーとの交流の様子。

ペンシルバニア大学 Doris Wagner教授とラボメンバーとの交流の様子

寿崎班の寿崎拓哉が2019年10月9日-19日の日程で中国の国際会議に参加し、また、関連研究者の研究室を訪問しました。
まず、Huazhong Agricultural University(武漢)で行われた国際学会21th International Congress on Nitrogen Fixation (ICNF 2019) に参加しました。ICNF 2019では、窒素栄養に応答した根粒形成の制御に関する発表をするとともに、根粒形成の分子機構について多くの研究者とディスカッションしました。
次に、Shanghai Institutes for Biological Sciences, Chinese Academy of Sciences (上海)で行われた国際シンポジウム International symposium on plant stress and nitrogen fixation に参加し、NLP転写因子を介した窒素栄養に応答した根粒形成制御に関する発表をするとともに、植物のストレス応答と窒素固定について多くの研究者とディスカッションしました。
Shanghai Institutes for Biological Sciences, Chinese Academy of SciencesのFang Xie教授 (写真中央)の研究室を訪問し、関連研究についてディスカッションを行い、研究施設を見学しました。今後共同研究を行う予定です。

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篠崎班の野沢紘佑が2019年10月6日-19日の日程で、アメリカ・ウィスコンシン大学のXuehua Zhong研究室を訪問し共同研究を行いました。ウィスコンシン大学では、トランスポゾンの制御機構について解析するため、ChIP解析を用いてDNAメチル化酵素の局在を解析しました。今後も論文化を目指し、共同研究を行っていく予定です。

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有村班の上村卓矢と伊藤綾華が2019年9月17日-9月21日の日程で、イタリアのトリノ大学Maffei研究室にて細胞膜電位及び細胞内カルシウムの解析を行いました。さらに、9月21日-9月25日の日程でドイツのフライブルグ大学にてProf. TrujilloおよびDr. Brilladaと共同研究の打ち合わせを行いました。写真左はトリノ大学、右はMaffei研究室

トリノ大学 Maffei研究室

篠崎班の伊藤秀臣が、2019年7月9日-8月9日の日程で、アメリカにあるウィスコンシン大学マディソン校のXuehua Zhong研究室を訪問し共同研究を行いました。DNAメチル化酵素の変異体におけるトランスポゾンの新規の制御機構について共同で解明に取り組むために、植物を用いたエピジェネティクス研究のエキスパートであり、特にクロマチン構造とエピジェネティック修飾の関係について長年第一線を歩んできているXuehua Zhong博士の研究室にて、1ヶ月間具体的な実験のセットアップと、実験材料の作成に取り組んできました。今後も共同研究を継続的に行う予定です。訪問先のWisconsin Institute for Discoveryは2012年全米のLab of the yearに選ばれるなど、最新の機器が共通機器として利用可能であり、様々なアプローチにより研究を遂行することができる点が魅力的でした。
写真:ラボメンバー、Wisconsin Institute for Discoveryの建物内部

ラボメンバー Wisconsin Institute for Discoveryの建物内部

篠崎班の相馬史幸が2019年6月16日-25日の日程で、中国農業大学(中国・北京)のFeng Qin教授の研究室を訪問し、国際学会ICAR2019(中国・武漢)に参加しました。
Feng Qin教授の研究室では、最近の研究成果についてのセミナーを行いました。また研究室のメンバーと植物の乾燥ストレス応答に関する共同研究などに関して意見交換を行うとともに、形質転換トウモロコシなどの研究施設を見学しました。
中国の武漢で行われたICAR2019では、植物の浸透圧ストレス応答で機能するタンパク質キナーゼであるOSRKに関して発表するとともに、最近のシロイヌナズナを用いた浸透圧ストレス応答に関する多くの研究についてディスカッションしました。写真はFeng Qin教授とその研究室のメンバーとともに撮影したものです。(中央がFeng Qin教授)

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杉本班の柴田美智太郎が2019年6月4日-7月1日の日程で、エモリー大学(米国・ジョージア州)のRoger Diel研究室を訪問し、INTACT-ATAC-Seqの技術を学びました。今後も共同研究としてデータ解析等を行っていく予定です。

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杉本班のDuncan Colemanが、2019年5月7日-6月27日の日程でアメリカにあるミズーリ大学のScott Peck研究室を訪問し、リン酸化タンパク質のプロテオーム解析を行いました。併せて、the Interdisciplinary Plant Group (IPG)に参加してきました。

Duncan Coleman, a 3rd year PhD candidate of Dr. Keiko Sugimoto’s laboratory visited Dr. Scott Peck of the University of Missouri. Duncan spent two months performing phosphoproteomics in Arabidopsis using a Bruker timsTOF LC-MS/MS. He also attended the Interdisciplinary Plant Group (IPG) Symposium on plant signaling in biotic and abiotic stress.

写真左: The Bond Life Sciences Center。この建物にPeck研究室があります。
写真中: 研究室からの眺め。この圃場からシロイヌナズナのエコタイプColumbiaが単離されました。
写真右: Duncan(左)とPeck博士(右)

Left photo: The Bond Life Sciences Center, University of Missouri where the Peck-Lab is located
Center photo: View from the laboratory overlooking the research field where Arabidopsis thaliana Columbia ecotype was first isolated
Right photo: Duncan and Dr. Peck at the University of Missouri

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2018年度

共同実験実施のための海外派遣

篠崎班の城所聡が2018年8月2日-12日の日程で、アメリカのUniversity of Washingtonにある今泉貴登教授の研究室を訪問しました。併せて、国際学会 11th International Plant Cold Hardiness Seminar Importance of Cold Hardiness in a Warming Climate(アメリカ・マディソン)に参加しました。
University of Washingtonの今泉貴登教授の研究室ではセミナーを行い、低温ストレス下でのDREB1遺伝子群の発現誘導の制御機構に関する研究成果を紹介しました。また、今泉教授の専門分野である植物の概日時計に関して、低温などの環境ストレスに与える影響と花成へ与える影響のメカニズムについて、共通性や相違に関して意見交換しました。
国際学会 11th International Plant Cold Hardiness Seminar Importance of Cold Hardiness in a Warming Climate では研究成果を発表するとともに、分子生物学だけでなく生理学や物理化学といった様々な分野の専門家と、植物の低温ストレス下で起こる現象のメカニズムの解析や応用へ向けた展開について議論しました。
写真はUniversity of Washingtonの今泉貴登教授(右)との交流風景。

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松永班の坂本卓也が2018年7月2日-10日の日程で、SEB meeting出席のためイタリアのフィレンツェを、そして共同研究先のスイス・チューリッヒ大学・Ueil Grossniklaus研究室を訪問しました。
写真左はSEB meetingの会場、右は訪問先のチューリッヒ大学植物園。

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白須班の小川哲史が2018年6月29日-7月19日の日程で、アメリカのCold Spring Harbor Laboratoryで開催されたテクニカルコース「Frontiers and Techniques In Plant Science」を受講しました。

写真左: Cold Spring Harbor Laboratoryの風景
写真中: トランスポゾン発見のきっかけになったまだらなトウモロコシ
写真右: 参加者達の集合写真 (中央はinstructorのJose Dinneny, Uta Paszkowski, Sean Cutler)

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篠崎班の相馬史幸が2018年6月21日-30日の日程で、共同研究の打ち合わせのためドイツMAX-PLANCK研究所のDr. Dirk Hincha研究室とProf. Alisdair Fernie研究室を訪問しました。併せて、フィンランドのトゥルクで行われたICAR2018に参加しました。

杉本班の柴田美智太郎が2018年6月17日-7月10日の日程で、オランダ・ユトレヒト大学Kaisa Kajala研究室、オランダ・ワーゲニンゲン大学Dolf Weijers研究室、イギリス・センズベリー研究所Yka Helariutta研究室を訪問しました。併せて、フィンランドで開催されたICAR2018に参加し、Ari Pekka Mahonen研究室を訪問しました。

写真:Kaisa Kajala博士、ユトレヒトにて。
Kaisa Kajala博士、ユトレヒトにて。
写真:Dolf Weijers博士、ワーゲニンゲンにて。
Dolf Weijers博士、ワーゲニンゲンにて。
 
写真:イギリス・ケンブリッジ大学センズベリー研究所
イギリス・ケンブリッジ大学
センズベリー研究所
写真:ICAR2018の懇親会にて。
ICAR2018の懇親会にて。
 

松永班の平川健が2018年6月3日-9日に、ドイツのIPKとチェコのIEBを訪問しました。
写真左はEMBO workshopの会場のIPK、中央はフランスの共同研究者ホワイト教授とのディスカッション、右は訪問先のチェコの実験植物学研究所。

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2017年度

共同実験実施のための海外派遣

有村班の上村卓矢、飯田隼也が2017年10月11日-18日の日程で、イタリアのトリノ大学を訪問し、植物の膜電位の測定、細胞内カルシウムの解析を行いました。

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野田口班の野田口理孝が、2017年8月7日-12日の日程で、アメリカにあるデラウェア大学のJung-Youn Lee研究室を訪問しました。長距離シグナル分子は原形質連絡を介して細胞間移行すると考えられているため、原形質連絡研究の第一人者であるJung-Youn Lee博士の研究室にて、共同研究の打ち合わせを行いました。
野田口らが開発した接木チップ技術を利用すれば、接木部位に新規に形成される原形質連絡(シンプラズム)の形成過程をイメージングできる可能性があり、Lee研究室で確立された原形質連絡イメージング技術を適用可能であるかを議論し、今後、共同研究として挑戦することになりました。

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松永班の勝山雄喜と石原弘也が2017年8月7日に、アメリカにあるコーネル大学の
Professor Adrienne Roeder研究室を訪問しました。

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白須班の津島綾子が、2017年7月19日-7月29日の日程で、スイス連邦工科大学チューリッヒ校Bruce McDonald教授、Javier Palma Guerrero博士とオランダヴァーヘニンゲン大学のMichael Seidl助教を訪問し、セミナーとディスカッションを行いました。併せて、イギリスジョン・インズ・センターで開かれたNew Phytologist next generation scientists meetingに参加し、ポスター発表やワークショップを通じて、各国からの若手研究者と交流しました。

篠崎班の相馬史幸が2017年6月14日-25日の日程で、カナダ・トロント大学のPeter McCourt研究室と南原研究室を訪問して植物ホルモンに関する共同研究の打合せを行いました。併せて、米国・セントルイスで行われた国際学会ICAR2017に参加しました。

セミナー、ディスカッション、サマースクール参加のための海外派遣

白須班の後藤幸久が2017年7月27日-8月13日の日程で、セミナー、ディスカッション、及びサマースクール参加のため、ドイツチュービンゲン大学ZMBPのMarkus Albert博士(左上段の写真)、マックスプランク植物育種学研究所 (左下段の写真)、イギリスセインズベリー研究所 (右の写真)を訪問しました。

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2016年度

海外からのポスドクの受入

スペインのCentre for Research in Agricultural Genomicsの高橋望研究員が、
2016年11月7日-15日の日程で木下班を訪問し、概日リズムを攪乱する低分子の影響について共同研究を行いました。

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イギリスのUniversity of Glasgow, John Christie教授研究室のJan Peterson研究員が、
2016年9月17日-10月10日の日程で木下班を訪問し、植物の青色光受容体の機能解析について共同研究を行いました。

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共同実験実施のための海外派遣

木下班の戸田陽介が2016年7月23日-30日の日程で、イギリスの連携先であるThe Sainsbury LabolatoryのSilke Robatzek研究室を訪問しました。

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木下班の藤茂雄、土屋雄一朗が2016年6月20日-26日の日程で、カナダ・トロント大学の
Peter McCourt研究室を訪問しました。

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篠崎班の相馬史幸が2016年5月29日-6月7日の日程で、スイスで行われたGordon Research Conference, Salt and Water Stress in Plantsに参加しました。併せて、イギリスのケンブリッジ大学・セインズベリー研究所のAlexander Jones研究室を訪問し、共同研究に関するディスカッションを行いました。
写真は研究室のメンバーおよびセインズベリー研究所。

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2015年度

松永班の八木慎宜がアメリカにある
カーネギー研究所のDr. David Ehrhardt研究室(2016年3月1日-2日)と
カリフォルニア大学 Dr. Bo Liu 研究室(2016年3月4日-5日)を訪問しました。

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松永班の坂本卓也が2016年2月29日-3月9日の日程で、ベルギーのVIB、イギリスのOxford Brooks University、JICのTSLとTGAC、スイスのGeneva university、Roseanne University、Zurich Universityを訪問しました。

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白須班の市橋泰範が2016年2月17日-18日の日程で、イギリスの連携先であるJICとTSL、TGACを訪問しました。

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フランスのEcole normale superieureからAlice Lambolezが2016年2月8日-6月18日の日程で、杉本班の理研CSRS細胞機能研究チームを訪問し、共同研究を行いました。

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杉本班の柴田美智太郎が2016年1月20日-7月13日の日程で、アメリカのカリフォルニア大学デイビスのProf Siobhan Brady研究室を訪問し、共同研究を行いました。

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篠崎班の大濱直彦が2015年12月2日-9日の日程で、アメリカのThe Rockefeller UniversityにあるChua研究室を訪問しました。 写真左は学会会場となった建物。右は会場ホールとコールドスプリングハーバー研究所を丘の上から撮影したもの。

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木下班の特任助教Yin Wangが2015年10月17日-2016年4月17日の日程で、カリフォルニア大学サンディエゴ校にあるProfessor Julian I. Schroeder研究室を訪問し、共同研究を行いました。

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福田班の近藤侑貴が2015年11月5日-2016年1月6日の日程で、イギリスにあるケンブリッジ大学のYka's lab, The Sainsbury Laboratoryを訪問し、共同研究を行いました。