用語解説

当サイト上で使用されている専門用語に関する簡単な解説です。

SPring-8 (スプリングエイト)

兵庫県西播磨にある世界最大の放射光施設。 公益財団法人高輝度光科学研究センターJASRIが運営を行っている。
SPring-8 WEBサイト(外部リンク) JASRI WEBサイト(外部リンク)

シンクロトロン放射光

放射光とは,電子などの荷電粒子を光速近くまで加速し,その軌道が曲げられた時に放射される人工の光(電磁波)のことを指す。 下記のように通常の光とは異なる優れた特性を持ち,これらを活かした最先端の研究が盛んに行われている。

高エネルギー放射光蛍光X線分析 (HE-SR-XRF)

116 keVの高エネルギー放射光X線を励起光に用いた蛍光X線分析法。 1998年に発生した「和歌山毒カレー事件」の鑑定の際に東京理科大学の中井らが開発した。 ウランまでの全ての重元素のK線を励起することができ,非破壊かつ高感度な重元素の分析が可能である。 HE-SR-XRFに関する参考文献はこちら

全自動放射光粉末X線回折測定システム (SR-XRD)

精密な粉末X線回折データを、ほとんど人手をかけずに迅速に高精度に収集することを可能にした計測システム。 JASRIの大坂らが開発した。 粉末X線回折実験のハイスループット化が実現し,3000点を超える膨大な数の試料についても迅速な測定が可能となり,データベースの構築に大きく貢献した。 本研究では土砂中の重鉱物の分析に利用した。 SR-XRDに関する参考文献はこちら

重元素

一般に鉄より重い元素(原子番号の大きな元素)を指す。 イオン半径が大きく,酸化数が高いものが多いため,鉱物の結晶構造に入るときの制約が多い。 そのため重元素の分布は地質と密接に関係し,地域的な特徴がある。

重鉱物

ガーネット,角閃石,ジルコンなど,密度の大きな鉱物を指す。 普遍的に存在する石英や長石等と違って,産出する地域が特徴的であることから,産地推定に有力な指標となる。 本研究では,比重が2.85より大きな鉱物を重鉱物とし,重液分離によって選別した。

元素の地球化学図

日本全土にわたって有害物質を含む53個の元素の濃度の分布傾向を示したもので,独立行政法人産業技術総合研究所地質調査総合センターAISTが提供している。
AIST 海と陸の地球化学図 WEBサイト(外部リンク)