Appendix.A 反磁場係数

反磁場係数が厳密に計算できるのは回転楕円体の主軸方向(例えば、球の反磁場係数はN=1/3)だけあり、本実験で用いる棒状の場合は(一様な磁場Hを加える事ができないため)厳密に定義できない。

棒状試料の軸方向に一様な外部磁場Hexternalを作用させても、棒状試料の上端、下端に生じる磁荷(MagneticCharge)の作る反磁場が空間的に一様でないため、試料に加わる有効磁場Heffectiveはもはや空間的に一様でないことに注意すること。

反磁場係数の近似値として以下の表を参考にせよ。

反磁場係数図反磁場係数表