強磁性体の磁化測定
3B学生実験
強磁性体の磁化測定[目次]
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Appendix A 反磁場係数
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強磁性体の磁化測定[目次]
0. 目的と注意
1. 電磁気学(磁性体)の復習
2. 実験装置
3. 実験手順
Appendix A 反磁場係数
Appendix B Qメーター
Appendix C 測定原理
このWebテキストについて
Appendix.A
反磁場係数
反磁場係数が厳密に計算できるのは回転楕円体の主軸方向(例えば、球の反磁場係数はN=1/3)だけあり、本実験で用いる棒状の場合は(一様な磁場Hを加える事ができないため)厳密に定義できない。
棒状試料の軸方向に一様な外部磁場H
external
を作用させても、棒状試料の上端、下端に生じる磁荷(MagneticCharge)の作る反磁場が空間的に一様でないため、試料に加わる有効磁場H
effective
はもはや空間的に一様でないことに注意すること。
反磁場係数の近似値として以下の表を参考にせよ。