素粒子標準模型はこれまでに知られている素粒子現象のほぼ全てを説明できますが、暗黒物質の不在など、まだまだ不完全です。よりミクロな世界の自然法則を理解すべく標準模型を超えた物理を探究しています。
トポロジカルソリトンは、素粒子論だけでなく、ブラックホールや物性物理学の超伝導現象やホール効果など、多様な物理現象の理解に用いられる概念です。
1987年に大マゼラン雲で起こった超新星爆発。この超新星から放射されたニュートリノが神岡で検出され、超新星爆発の基本的な描像が確立しました。
宇宙や加速器からのニュートリノを観測し、ニュートリノ振動の全容解明を目指します。大統一理論やマヨラナニュートリノの検証も宇宙の起源に迫る重要な研究テーマです。
自分たちで開発したX線検出器を搭載した宇宙望遠鏡を用いて、X線を放射するパルサーやブラックホールなど天体の観測的研究を推進しています。
非平衡統計物理学、非線形科学、理論生物物理学を中心として、複雑な現象に潜む普遍的な(統計)法則の探求を目指して研究しています。
カゴメ格子上に配列した量子スピンによる中性子散乱強度。電荷とスピンが織りなす量子多体系の 理論的研究を行っています。
熱電酸化物Ca3Co4O9の結晶構造。強く相互作用する電子系が示す特異な電気・熱輸送現象の実験的 研究を進めています。
有機半導体やその界面の電子構造を分光学的に調べています。
物理的・化学的手法を用いて、試料育成から物性測定までの実験的研究を行っています。
1911 年に水銀(Hg)で超伝導が初めて発見されてから、100 年以上研究が行われています。本学科においても超 伝導は重要な研究テーマの1つです。
高強度フェムト秒レーザーの自己捕捉現象によるコヒーレント白色光の発生、超高速現象の観察や非線形分光など幅広く研究を展開しています。
自然界の生物のもつ微細構造に起因した多彩な光学現象を研究 するとともに、構造の形成過程やその応用を目指した研究を進めています。
千葉県野田市山崎2641 TEL:04-7124-1501(代)
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