金属ナノ粒子の液中調製と光学・電場特性の評価
金属ナノ粒子は、目に見えるサイズの金属とは大きく異なる物性を示します。例えば、金や銀のナノ粒子は赤や黄色を示し、古くからガラスや陶器の着色料として利用されており、今日では医療診断、ガン治療などに応用されはじめています。また、白金、パラジウム、ロジウムなどは石油化学や自動車の排ガス処理に不可欠な触媒材料です。これらの特性は、個々のナノ粒子のサイズや形状に大きく依存するため、その制御は重要です。本研究室では、ナノ粒子のサイズ、形状を制御するための保護剤(界面活性剤、高分子)や調製系(マイクロフローリアクター)、金属イオンの還元方法などさまざまなパラメーターを調整して、ナノ粒子のサイズ・形状制御を行っています。さらに、調製したナノ粒子を基板上に規則的に配列させ、その光学特性を測定することで、微量有機分子のラマン検出への応用を目指しています。
・デンドリマーを利用した金属ナノ粒子の調製と触媒活性
・マイクロフローリアクターを利用した金属ナノ粒子の調製
・気水界面を利用した金ナノロッドの規則配列形成
・エマルションを利用した金ナノロッドの垂直配列形成
<具体的な研究テーマ例>
固液界面
ナノ粒子
L.V.M.C.
<東京理科大学総合研究機構>
光触媒国際研究センター
界面科学研究部門
マイクロ・ナノ界面熱流体力学
国際研究部門
エコシステム研究部門
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