特徴的な形態を有する光触媒材料(チタニア)の創製

 チタニアは、本学学長である藤嶋昭先生が、1970年代にその光触媒・光電流作用を発見して以来、更なる高機能化、ならびに実用化に向けての検討が盛んに行われてきています。当研究室は、界面活性剤が形成する分子集合体をテンプレート・構造指向剤として利用することにより、種々のナノ形態を有するチタニア材料を開発し、それを光触媒や光電極へと応用する研究を行っています。水へ浮遊させることの可能なチタニアナノ中空粒子、イオン液体を用いて調製可能なチタニアシート・チタニワイヤー、さらには貴金属/チタニアーコア/シェルナノ粒子など、様々なナノ形態のチタニア粒子の開発と光触媒活性の向上、高付加価値化について検討を行っています。

 なお本研究に関連するテーマは、総合研究機構・光触媒国際研究センターとの共同研究を展開しています。

・アナターゼ結晶の壁膜を有するナノポーラスチタニア(チタニアナノスケルトン)の調製と、

その光触媒・色素増感太陽電池電極材料への応用

・イオン液体中に溶解させた水を利用したチタニアシート・チタニアワイヤーの調製と融合マテリアルへの展開

・種々の形態の貴金属ナノ粒子(金・銀)/チタニアーコア/シェル型ナノ粒子の調製と、

プラズモン吸収を利用した可視光応答光触媒への応用

・有機溶媒/固体表面界面に形成される水吸着膜を利用したチタニア超薄膜の調製と光触媒機能

・チタニアのセルフクリーニング機能を離礁した新規コンセプトによる防眩膜の調製

<具体的な研究テーマ例>

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