東京理科大学 工学部 電気工学科
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電気工学科について

分野紹介FIELD INTRODUCTION

電気工学分野(エネルギー・制御)ENERGY / CONTROL

 クリーンエネルギーである電気をどのように発電し、送電、蓄積し利用していくかということはエネルギー政策にとって重要な課題です。個人の家で電気を作り、それを売ったり買ったりする場合にどのような電力システムにすべきか、発電所をどのように運転したら無駄をなくすことができるかなどを研究しています。
 また、ロボットや自動車などのシステムは、コンピュータを使用してインテリジェントに制御することが求められます。周りの状況を自動的に的確に認識し安全に効率的に動作するための自律移動・飛行ロボットの研究、人間との親和性を重視したコミュニケーションロボットの研究を行っています。

情報工学分野(通信・情報)COMMUNICATIONS / INFORMATION

 携帯電話やインターネットが急速に普及して、通信・情報技術は今まで以上に我々の生活に欠くことのできない存在になっています。さらに地上ディジタル放送やCDMA、OFDMなどの新しい通信技術の導入で今現在も弛まぬ進化を続けています。遠く離れた相手に音声や映像などの様々な情報を場所や時間を意識せずに安全に伝えたい。そのためには、どこからでも通信が行えるようにするにはどうしたらよいか、情報の誤りをどうしたら検出・訂正できるか、情報の安全をどのように確保するかなど、更に便利にするために解決しなければならない問題がたくさんあります。一方、私たちの生活のすみずみまで入ったコンピュータとその中の莫大なディジタル情報をいかにコンパクトに圧縮するかということも重要な課題です。音声・映像分野では分析、合成、認識といった研究が大きく進展し、高機能・大規模化が進むLSI技術と融合して更なる発展が期待されています。

電子工学分野(材料・エレクトロニクス)MATERIALS / ELECTRONICS

 持続可能であって生活をより豊かにできる技術革新をめざし、モノの基本に立ち返った材料・エレクトロニクスの研究を行っています。成熟したIT時代の今は技術の大変化点でもあります。世界を結ぶ都市・社会インフラ、ヘルスケア・医療、或いは環境・農業などにて電子工学の新たな応用が求められており、これにデバイスとシステムの両面から取り組んでいます。デバイス面では、各種光デバイスに用いられる化合物半導体の作製とその電気的・光学的特性の評価、超低消費電力かつ高性能な新規回路の開発、電荷とスピンの両方を活用する素子の応用、センサ領域拡大と処理方法の研究等を行っています。システム面では、将来の高速大容量フォトニックネットワークの構築に不可欠な、高繰返し超短光パルス発生器の開発や、超高速光情報伝送・処理システムに関する研究等を行っています。